投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

忘れさせてあげるの最初へ 忘れさせてあげる 377 忘れさせてあげる 379 忘れさせてあげるの最後へ

帰り道 二人の会話-2

そして橘家近くまで来ると
句美子が小百合に

「明日は予定ある?」
「とくになにもないかなぁ
 おそらく弟のめんどうみてるだけになりそう」
「お母さんは日曜も?」
「うん パートかな お父さんも仕事かなぁ」
「じゃあ、わたしがそっちに行く?」
「え?」
「料理でも作ろうかと」
「あ お母さん お昼ご飯作ってから行くけど」
「そうなのね」
「ありがと でも、わたしが作れるようになったら
 お母さんも楽になると思うから
 出来るようにはなりたいなぁ」
「とりあえず、明日 行くから」
「うん」

そして橘家玄関

「「おじゃまします」」

優美と優花と真治が玄関にやってくる

「おねえちゃん」
「この子 大人しくしてました?」

小百合が言うと

「大人しかったよ むしろ 優花の方が」
「ゆかちゃんなにかやらかしたの?」
「あ ううん いつもの優花が規格外だから
 こんな普通の子なら…と」
「真治 どうだった?」
「うん ゆかちゃんとあにめみてただけ
 あと ゆかちゃんのおかあさん
 ばばろあつくってくれてた」
「え? ありがとうございます」
「ううん 作ったのは優依だったりするから」
「ゆいちゃん まだ帰宅してないような?」
「昨日の夜に」
「そうなのね よかったね 真治」
「うん おねえちゃんがつくるのとちがうものだった」
「それって? おばさん?」
「あ 苺味とか ビターチョコじゃなくミルクチョコで
 2層にしてたりとかいろいろやってたみたい 優依」
「え? ゆいちゃん ハードルあげすぎ
 わたし作れないよ?」
「おねえちゃん つくれない?」

悲しそうにして小百合を見つめてくる弟に

「くみこちゃん 明日 手伝って」
「うん 今の話を聞く限り作るのはわたしも想像出来る範囲だから」
「そうなの? どういうこと?」
「まず、苺味は苺チョコと苺牛乳 ミルクチョコをビターチョコの代わりに使う
 そして2層は容器に入れるときに別々の味を2層にする」
「あ なるほど…工夫すれば色々出来るということなのね」
「あとね 果物をジューサーで搾ってゼラチンで固めれば
 フルーツゼリーになるし
 他にもさっきの2層の間にフルーツゼリーを入れたりとか
 バリエーションはいくらでも出来るよ?」
「ゆいちゃんはともかくとしてくみこちゃんも
 すごいなぁ 次から次と思いつく…」
「真治くん」
「なーに えーと…」
「くみおねえちゃんね しんちゃん」
「真治くんはどんなのが食べたい?」
「うーん いちごあじはおいしかった」
「明日作ってあげるね?」
「ほんと? ありがと くみおねえちゃん」

句美子は真治の頭を撫でる

「なんていうか くみこちゃん おねえちゃんしてるなぁ」
「あ うん いつもおさむくんにしてるから」
「あ…」
「おさむくん 優依だけじゃなくてくみこちゃんにも
 甘えてばかりだからねぇ わたしにはしないのに…」
「おばさん 理由はわかるでしょ?」
「そりゃ、わかるけど やっぱり悔しい…」

そんな会話をしていると
玄関の扉が開いて優依が帰宅してくる

「ただいま 自転車あったから来てるとは思ったけど
 玄関にいてたのね」
「あ ゆいちゃん おかえり」
「「「おかえり」」」
「あ ゆいちゃん」
「うん? さゆちゃん なに」
「苺ババロアとか 弟にありがと」
「あ うん 真治くん おいしかった?」
「うん おいしかった」
「明日 家で作るつもり くみこちゃん手伝ってくれるって」
「そっか 材料あまってるから持っていく?」
「いいの?」
「うん ちょっとまってね というか
 玄関にいないで居間に行ったら?」
「「あ…」」

優依はうがいと手洗いをして
ランドセルをおきに2階へあがっていく
小百合と句美子は居間に行き
真治は小百合の膝の上にだっこされてる

「さゆりちゃん 弟にはだっこしてあげてるのね」
「うん この子も甘えん坊だから…
 だからおさむくんも弟感覚になりそうって」
「そっか」

そこに2階から降りてきて台所から
あまっている材料一式を持って優依がやってくる

「さゆちゃん これ チョコレート ゼラチン粉等かな
 生クリームと牛乳はそっちで用意して」
「うん ありがと」
「それでおさむくんの様子は?」
「とくにかわりないよ わたしに1時間だっこされたままだし」

優依の問いかけに答える句美子

「さゆちゃんは?」
「うん もっといたかった 時間足りないなって」
「これからも?」
「うん わたしも好きな人いないから」

優依は真治をちらっと見て

「詳しいことはあとで」
「あ うん それじゃ、時間も時間だから
 真治を家に連れて帰ったらまたくるから」
「あ わたしも自転車おいてくる」
「じゃ、あとで」

句美子と小百合と真治は橘家をあとにして帰って行く


忘れさせてあげるの最初へ 忘れさせてあげる 377 忘れさせてあげる 379 忘れさせてあげるの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前