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悪魔崇拝ごっこ
【ファンタジー 官能小説】

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悪魔崇拝ごっこ-9

トモのやつも、どこまでいく気だ。「もういいかげん、こんなこと」言いかけた時だ。
「ミス・スクールがだめなら、ミナを呼び出してもいいんだよ」トモがささやいた。
≪こいつ、俺たちのことを知ってるんだ≫ その目を見て感じた。
「ザネ、ミナってどうすればいいと思う」トモが声をかけた。
「裏切り女はお仕置きだ。連れてきてとことん犯してやるか。オレ、尻って一度やってみたかったんだよな」
「それから」
「裸の写真をばらまいてやろうか」
「面白いね。この工場って地下室があるんだよ」
「地下に監禁か。何日もやりまくって、そのあとで。埋めちまうのか」
「最後に埋めちゃうんだったら、それまで何でもできるね。ビデオではどんなことしてるの」
「そうだなやりまくって、拷問して」
「ロウソクであぶるとか、アイスピックを刺すとかいろいろあるよね」
「もっとしっかり見とくんだった」
「女の方ばっかり見てたんじゃないの」
「他に見るもんねぇだろ」
「じゃあ標本みたいに釘で張り付けたらゆっくり見られるね」
2人で盛り上がっている。
冗談だった顔が真顔に変わってきている。
いやザネだけだ。トモはいつもと同じ感じで、いつの間にかザネを先導している。
「新しい子がいくらでも手に入るんだ。わざわざ手間をかけて、もう一度使う必要ないよ」俺はなんとか暴走を止めないといけない。
「手間がかかると思ってるのかい。大した手間はいらないんだよ」トモがこっちを見る。
≪何のまねだ≫ 目の力が怖い。
「ルナが、おとなしく脱がされ、抱かれてもおとなしくしてたのはなぜだと思う? そういうのが好きだからじゃないんだよ」
「俺の魅力か」冗談めかして言ってみた。
「そう、君の呪文だよ。僕が教えたんだよ」
「おまえだったのか」
「ザネはやめようとは言わないよ、君たちはこれが好きだろ、だから続けようよ。
もう顔を見せたってばれることはないんだよ。僕の言うとおりにしてればね」それは満ち足りた笑顔だった。
「そうだな、君の言う通りだ、ミス・スクールがいいな」俺は笑ってごまかそうとする。
トモは笑顔を崩さずに、「ミナを連れてこい」

それから俺は図書館を回って魔術の本を探し、読み漁った。
そこにあるのは、みんな恋人を見つけるまじないや運勢を占うといった綺麗な印刷の本ばかりだった。
俺の知りたいのは、悪魔から逃れる方法だった。


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