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同好会のそれ(修正版)
【複数プレイ 官能小説】

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シャッフルカード ソフト-9

ロッジへの帰り道

ユウヤは先にロッジに入ると
通路や広間の電気を付けて回る。

「あら ユウヤ気が利くわね!男子達の中で一番いい子だわ」
サトコがロッジに入り 続いてチカが入ってくる。
「ほんといい子だわ」
「えと・・・チカちゃん同級生なんだから 僕にいい子とかいうな!」
ユウヤの言葉を聞いて サトコが少し笑った。
「そうだ チカちゃん二階の窓閉まってるか見てきてくれない?虫が入ってきてるかも」
チカは食材の残りを台所近くの床に置いて「わかりました!」と
二階に上がっていく。
「いや!それは男の仕事だ!俺が行くよ」
ユウヤがチカの後を追って階段を上っていく。

「窓の確認くらい 男も女もないでしょ」
チカは部屋の戸を開け 窓を確認すると
窓は全開で開いていて
少し弱い蝉の鳴き声が聞こえるのと
そこから外の 夜に向かっている空が見えていた。

チカが窓を閉めようとしたとき
ユウヤが隣にやってきた。

「どうしたの?早く窓閉めよう!」
ユウヤがそう言って窓を閉めようとしたとき
チカがその手を触り 閉めるのを制した。

「・・・風 少し気持ちよくない?」

窓から入ってくるそよ風は 昼とは違い 確かに涼しく思えた。
「ほんとだ このあたり山に近いから かな」
ユウヤも風を感じていたが
数秒で チカと手が触れあってることに気がついた。
「えと・・・・・チカちゃん」
「ん?なに?」
「僕の手に触れるのは いやじゃない?」
そう聞いてきたユウヤに チカが手をそのままに小さく笑った。
「いやじゃないよ ユウヤはそんなに悪い子じゃないし」
「また!子って言うな!俺 いつまでも子供じゃないし!」
それを聞いて チカはまた小さく笑う。
「いつも思ってたんだけど ユウヤって僕って言ったり俺って言ったり・・・」
ユウヤは それを聞いて少し赤面した。
「そ・・・そう?俺は いつも俺って言ってるけど・・・」
「大人にならなくてもいいじゃない ユウヤは いい子だよ」

ユウヤは 赤面しながら
チカの笑顔を見つめてしまう。

「えと・・・でも 今夜は みんな 大人な事・・・するんだよ」


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