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上野家のある週末
【SF 官能小説】

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眠れぬ夜-2

正輝は腰を引き、恵の口から巨大な性器を引き出すと一緒に唾液が大量に口外に垂れ恵はえずく。正輝が、

「どうしたいか言ってみろ!」

と意地悪そうに聞く。恵は正輝を切な気に見上げ、

「チンポが欲しいの!」
「お願い!チンポを入れて!」

と懇願する。正輝は恵の胸を乱暴に突き床に倒すと、

「どこに欲しいんだ?」
「入れて欲しい場所を拡げて見せろ!」

と命令する。恵は頷き、仰向けに寝ると脚を大きく拡げて脚の外側から両手で自らの股間を拡げていく。正輝が、

「もっと拡げて、奥まで見せろ!」
「ドスケベなアルファ女のオマンコはどうなっているんだ?」

と卑猥な命令をしてくる。恵は反論どころか腰を浮かせ更に自らの性器を最大限に拡げて、

「オマンコに入れて頂戴!」
「この穴にあなたの大きなチンポを突き刺して!」

と顔を紅潮させ潤んだ瞳を正輝に向け、ハアハァと息を荒げて愛液を垂れ流している膣穴を丸見えにして叫ぶ。


 そこで目が覚めた。恵は頭を振り、

(何て夢なの…)
(正輝に乱暴に扱われ、嫌がるどころか言いなり何て…)
(有り得ない事だわ、正輝はあんな事しないし私が許す筈が無い…)

と驚きを隠せない。

(今日、ベガァ人に乱暴に扱われた…)
(あの事が影響しているのか…)
(私の事を被虐性の性的志向が有るとか言っていた…)
(馬鹿な…ただ単に刺激に身体が反応しただけだ…)

と更に頭を振り、淫らな夢を見た原因を考えていた。溜息を付きベッドから床に降りると再び台所に行き水を飲む。股間が濡れてた、

(シャワーを軽く浴びよう…)

と恵は浴室に向かった。身体の汗を流して、髪も洗うと浴室を出ようとして戻り念入りに股間をシャワーして流していく。寝室に戻り、髪を乾かしてベッドに腰掛ける。

(いつ、非常事態になるかも知れない。)
(休める時に休まないと。)

と恵は頷く。

(ベガァ人の応援が予想以上に多いかも知れない。)
(彼らは協定を破り、再び戦端を開くつもりかも。)

と恵は思った。おもむろに立ち上がると化粧台の椅子に座り写った自分を見る。そして、化粧台の引き出しを開けて口紅を取り出した。

(私、何を…)

と恵は自分の行動に戸惑う。恵の化粧品は少ない、普段化粧をしないからだ。フォーマルな場にやむを得ず出る場合に不自然に思われない為にする位だが、そもそもなるべく人々との交流を避けているのでその機会はかなり稀だった。

真っ赤に唇を塗っていく。頷くと衣装箪笥の一番下の引き出しを開けて奥の方からピンクのネグリジェを取り出す。恵自身の持ち物に有った物で着る事も無かったが捨てずに仕舞っていた物だ。

パジャマを脱ぎ全裸になるとネグリジェに着替えた。ブラと一体になっている物で透けている為乳房は丸見え乳首も透けて見えていた。お揃いのピンクのパンティを身に付け再び化粧台の鏡を見る。身なりを整えながら、

(私、本当に何をしているのかしら…)
(寝るだけなのに…)

とぼぉっしてきた頭で考える。連続して淫らな夢を見た為にセックスの時見たいに身体は火照り、顔は熱く頭もはっきりしない状態になっていた。

(ベガァの媚薬のせい?)
(股間が熱い…)

と思っていると、ハァハァと声が聞こえる。自分の声だと気付いてハッとする。

(私、興奮してるわ…)

と自分の状態を判断する。恵は寝室を出て居間の方に向かい、暗い居間を見た。鮮明に昼間の出来事が頭の中で再現される。だがそれは、正輝との間で起こった事のみだ。更に息遣いが激しくなり、

(駄目よ、ここから去らないと…)

と恵は自分に言い聞かせる。踵を返して居間に背を向けると脚は二階への階段を登っていく。

(どこに行くつもりなの…)

と恵は自問自答していた。二階に上がると正輝の部屋の前で立ち止まる。部屋のドアが少し開いて光が漏れていた。まだそんなに遅い時間では無い、正輝が起きているのかと思ったが物音一つ聞こえて来ない。

正輝は度々明かりを付けたまま寝てしまう事があり、いくら注意してもそれは改まらなかった。恵は中に入ろうかと思ったが自分の格好に気付いて、

(こんな格好していたら、何て言い訳するの?)

と赤面する。ドアだけ閉めようとした時、ある匂いがするのに気付く。恵は思わずドアを開け、

「正輝…」

と小さな声で話し掛ける。待っても返事は来ない。恵は胸をドキドキさせドアを更に開いて中を足を踏み入れた。ベッドの方を見ると正輝はこちらに背を向け横になっていた。寝ている様に見える。

(灯りを消すだけだわ…)

と自分に言い聞かせ部屋の中に入ると匂いが強くなり、はっきりと何だか分かった。昼間ベガァ人達に、正輝に体内に出され顔に浴び、口に出され飲み込んだ物、精液だ。

恵は瞬時に顔が紅潮して目がトロンとなり潤む。息遣いも荒くなるのが自分でも分かった。床にティッシュの固まりが幾つも落ちていた。

(自慰行為をしたのね…)
(こんなに出して…)

と恵が床を見ていると正輝が声を上げ寝返りを打った。恵はビクッとしたが正輝に目が釘付けになる。正輝は仰向けに体勢を変えていたが、短パンがはち切れそうに上に引っ張られていた。


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