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上野家のある週末
【SF 官能小説】

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異変-1

恵は、屋根裏部屋の窓を全開にして夜空を見上げていた。多少雲が掛かっていたものの星々がきらめき綺麗だ。だが恵は星空を見る為に夜空を見ていた訳では無かった。

最近、はっきりとした兆候では無いが何かを空から感じていた。恵は、ため息を付き屋根裏部屋の窓を閉じて考え込む。

(哨戒センサーのエラー?)
(機器の故障だろうか?)
(ほんの僅かにノイズが混じっている。)
(マザーは感じ無いと言うけど。)

シップの監視システムは点検したばかりで問題は無かった。恵のこめかみ付近に埋められた多目的チップの受信機能に問題が有るとは思えない。

送られてくる全ての人類の衛星の位置情報を把握出来ているし、原始的で危なかっしい、この惑星の滞在型のステーションの動向の把握もシップの探知システムと同じ結果だ。

恵は全ての哨戒ユニットに先程リセットコマンドを送信したがこの状態が続くなら、それらの哨戒ユニットのセンサーを近々点検しようと思った。太陽系内外に幾つも設置してあり、一仕事になるがやむを得ない。

恵は屋根裏部屋の階下に通じるドアを開け階段降りて行く。二階の正輝の部屋からは、五月蝿い位に音楽が鳴り響いていた。恵は顔をしかめると、一階に降りる階段へと向かった。


 正輝は母親の足音を聞き逃さなかった。度々行く屋根裏部屋から戻る様だ。母親が屋根裏部屋で何をしているかは知らない、聞いたもののその内に話すと言われ軽くあしらわれていた。正輝はノートパソコンの画面のセックス中の男女から目を離すとブラウザを閉じた。

正輝は椅子から立ち上がると、16才になったばかりにも関わらず180cmを超える身長と筋骨逞しい体が露わになる。身長はまだ伸びそうで、トレーニングをしていないのにますます筋肉が付いてくる。脱いだパンツとズボンを取り上げる為に屈むと股間の巨大な男性器が揺れる。この前純菜から、

「ビックリ!」
「こんなの見た事ないよ!」

と驚きと呆れが入り混じった感想を言われた。長さ25cm太さ約10cmの男性性器はこれも未だ成長途中の様だ。友達の譲二からヤリマンの姉なら3000円でフェラすると言われ頼んだのだ。譲二は姉に金を払い、フェラどころかセックスしてるらしい。

正輝も本当はマンコに入れたがったが、正輝の性器を見た途端純菜に断られた。純菜はサービスだと言って、上だけ裸になり、正輝が触ろうとすると別料金だと断られた。純菜は、

「大きいのに凄く固い!」

と感嘆な声を上げ、巧みな舌使いでフェラを行い巨大な亀頭から睾丸までたっぷり舐めてくれた。程無く正輝が興奮の余り耐え切れず大量の精液を勢い良く出してしまう。余りに大量の精液に純菜はビックリしたものの、顔や体に掛かってしまい不機嫌になった。

それが正輝にとっては初めて見た生身の女性の裸だ。パソコンでポルノは見ていたが、目の前の生身の女性の裸、取り分けオッパイは最高だった。触りたくて堪らなかった、今度小遣いを貰ったら純菜に触らせて貰うつもりだ。

だが、それが待て無い程正輝は興奮していた。それで今もパソコンでポルノ動画を見てオナニーをしていたのだ。特に最近は、毎日オナニーして射精してもチンポの勃起が静まらず、イライラするのだ。

そして、この前ジュースを取りに一階の冷蔵庫に行った時音が聞こえて来たので見たら、母親がシャワーを浴びていたのが偶然目に入った。扉が壊れたまま修理しておらず、開けっ放しになっていて全裸の母親が見えたのだ。

父がアメリカ人のハーフである恵は、175cm程の背の高さで真っ白い身体をしている。長い手脚を持ち胸とお尻はとても大きいが引き締まったクビレが目立つ。少し屈むとその柔らかそうな二つの大きな釣鐘型の胸が垂れていて、正輝は思わず生唾を飲み込む。

(揉んで見たい!)
(どんな感触かな?)

と正輝は考え、慌てた様に首を振りジュースを持って二階の自室に駆け込んだ。

(自分の母親だぞ!)
(エッチな考えは止めろ!)

と正輝はジュースを一気に飲み干すと自分自身を叱り付ける。ベッドに仰向けになり天井を見つめるが、すぐに今見た母親の裸が脳裏に浮かんでくる。前に譲二に、

「お前のママ若いし、スタイル良いな。」
「俺ん家のママと大違いだ。」

と言われた事がある。母親の年齢を聞かれ10代の頃に、アメリカで知り合った男性の子である正輝を出産し、30才を少し過ぎた位だと答えたら譲二に、

「俺のママより10才は若いよ。」
「美人だし、オッパイと尻がでかいな。」
「オッパイ揉んだ事あるのか?」

と言われ、

「ある訳無いだろ!」
「母親だぞ!」

と言い返した事を思い出した。あれは数年前の事で、あの当時は母親に性的な物は感じ無かったのに不思議な感じがした。あの時と較べたら女性の裸に対して自分が人が変わったのかと思う位執着している。大人になってきたと言う事なのかと正輝は思った。

恵の裸で豊かな胸と共に衝撃的だったのは股間だ、剛毛と言って良い程陰毛が生い茂っていた。全く無駄毛処理をしていない様に思えた。

(母さんのアソコは、どんな風なのかな?)
(毛が邪魔で、良く見えなかった。)

と考えながら、正輝は自分がいつの間にかズボンを脱ぎ性器をシゴいているのに気付く。止めようとしたが止められず、射精してしまった。正輝は自己嫌悪に陥ったが、それから母親の入浴が気になり数回覗いたのだった。

そして今晩も覗くつもりだった。自室を出て一階の階段を降りた頃、浴室からシャワーの音が聞こえてきた。正輝は胸を高鳴らせて浴室が良く見える廊下に進んだ。


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