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ノラ・バッド
【ファンタジー 官能小説】

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ノラ・バッド-2

俺は逆立ちするように、床に倒れていた。苦しくてベッドまで戻ることもできずに、床でのたうつ。
動けないのは手足をベッドに縛り付けた包帯のせいでもあった。
手首のものは引きちぎっていた。
足もくくり付けてあったことに気づかずに、そのまま暴れて、ベッドから落ちたのだ。
音に気が付いたのか、ナースがドアを少し開けて中をのぞいた。
「ノラさん、大丈夫ですか。立てます?」 すぐに入ってくると、押さえてベッドに上げようとする。
いくら俺が小柄でもそれなりに重さがある。あばれていては無理だし、患者着が脱げてしまって、力にならなかった。
ナースはあきらめて出ていくと、すぐにドクターを連れて戻ってきた。
「ああ、ノラさん暴れてはいけませんよ。暴れるから拘束しなければならないんですからね」ドクターがのしかかってくると、首を膝で押さえつけた。
さすがに太ったこの体重を跳ねのけることはできなかった。息ができない。顔が熱くなり、意識が消えそうになる。
「もう離してあげてください。苦しそうです」
ドクターは俺の呼吸の様子を見ると、「おい、体を拭いて、服を換えてあげなさい。床で暴れるものだから。 ベッドがひどいことになる」ナースに指示する。
床には。色のついた砂で書いた図形があったのだが。今は、暴れたせいで半分ほどが崩れてゴミになっている、俺も砂だらけだった。
ナースが汚れた患者着を脱がせ裸にすると、タオルで体の砂を払ってくれた。
人間の姿であることが余計に心細さを感じさせる。
ナースは俺のものをつまみ上げて下半身を拭く。
ドクターが目を止めた。「もっとそこを触ってやりなさい」俺の顔を見る。
ナースは、通常の作業のように俺の股間にさわった。
「さあ、気持ちはどうだ」
「どうと言われても」ナースは、ナースだ。この人にそういう感情はわかなかった。
ドクターはナースの後ろに回ると、ナース服の前を開き、ピンクのブラに手を乗せると、揉んでみせる。
それでも俺のものは、細い手の中で小さいままだ。これは、気持ちだけの問題とは少し意味が違っていた。
「ほらどうだ、さわり心地は最高だぞ」もうひとつ胸のボタンを外すと。ブラをつまんで見せた。
「先生」ナースははずかしそうに、胸を隠そうと押さえる。
「患者から手を放すんじゃない」俺のものをもう一度触らせる。
ナースのブラを跳ね上げると、「どうだ、おまえも触りたいだろう」茶色い乳首をつまむ。
そこにいるのはナースの格好をした女だった。それでも俺のものは小さいままだ。
「もっとうまくやらんか、男にしてやったことはないのか。これでは患者の状態がよくわからん」ドクターはナースの乳首をねじる。
痛みに小さく悲鳴をあげながら、ナースは俺のものを包み込んでこね回した。
だが、俺には明白だった。ダメなものはダメだというただそれだけのことだ。俺のものは使えないのだ。
「もういい」ドクターはこっちを見て目を細めた。「あなたはそこも神に見放されているようだね。だが、もともと神はあなたのような変なものは好きなはずです」
体をきれいにされると、枕元の柵に両手を軽く開いて包帯で拘束された。
「さて」ナースの尻をたたくと、「私の部屋から準備物を持って来なさい」指示する。
「私がそこから救い出してあげますよ。私の挑戦です。いっしょに神を出し抜いてやろうじゃありませんか」
確かに神は残酷だ。不幸はなくならない、神の趣味だからだ。悪は駆逐されない、神が作ったからだ。そうやって神は人の悲哀を楽しんでいる。
ナースがワゴンを転がしてきた。
「さて、治療を行いましょう」


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