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上野家のある週末
【SF 官能小説】

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復讐-5

恵は口を半開きにして速い息遣いで焦点の定まらない視線を天井に向け、

(性的感覚や興奮はやはり制御出来ない…)
(強化した体や、毒物への耐性、優れた免疫機能も役には立たない…)
(快感の感度は増幅され、身体の敏感さも留まる事を知らない。)
(ベガァ人の行為になす術も無く、それがもたらす快感に振り回されている。)

と絶頂を重ねるたびに勢いを増す快感に恐怖すら覚えていた。ベガァ人達の隙を窺い、反撃の機会を待つ計画だったが完全に見込み違いになった。媚薬による身体の異常な火照りと絶頂の連続で思考力は不明瞭になり、身体は疲れて重く感じる。

反撃どころか、この先正気を保つ事が出来るのかさえ判らないと恵は懸念する。アルゥが、一旦体を起こし胸元のポケットから何やら取り出す。ピルケースの様な入れ物で中のカプセルを取り出すと口に放り込み噛み砕いている。グリィが、

「エクバか、それ?」

と嬉しそうに聞いて来た。アルゥは、

「ああ。」

と言うとピルケースをグリィに渡す。

「一錠だけにしとけ。」
「ヤル前に飲むんだぞ。」

とアルゥは付け加えた。グリィは頷き、

「使い方は知ってる。」
「しかし、準備が良いな。」

と感心した様に笑う。アルゥは、

「いつも持ち歩いているのさ。」
「いつ人間の女とヤル事になっても良い様にな。」

と含み笑いをする。アルゥはそう言うと戦闘用スーツの下半身の厚手のフィットしたズボンを脱いでいく。露わになったアルゥの下半身を見て正輝は目を見張る。

弾む様に現れた性器がポルノ男優見たいに大きく、既に勃起していたからでは無い。亀頭が異常に大きいからだ、女性の握り拳位は有った。

(亀頭の大きさは何だ!)
(普通の倍は有るぞ!)

と正輝は驚く。アルゥは右手で性器の根本を持ち少し振り、

「アルファ人、起き上がって膝間付け!」
「そして、しゃぶりな!」

と恵に向かって偉そうな口調で話す。恵はその言葉に、

(しゃぶれだと!)
(この男の性器を口に含むのか!)

と嫌悪感露わな表情になる。グリィがそれを見て、

「言われた通りにやれ!」
「坊主の頭の中を黒焦げにするぞ!」

と脅してくる。恵は唸り反発しようとした言葉を飲み込むとゆっくりと身体を起こして仁王立ちしているアルゥの前に膝間付いた。恵は、アルゥの性器を凝視している。太い血管が幾つも浮き出て巨大な亀頭が上を向いていた。

ベガァ人達が言っている様にアルファ人はセックスをしないし、恵は『融合』してからも人類の男性との性経験は無く、男性性器に疎い。観察する様にベガァ人の性器を見つめる。

間近で見る黒いベガァ人の性器は、いびつで卑猥な物に見え特に巨大な亀頭は禍々しくグロテスクに思えた。性器を前に動き出せ無いでいると、

「コイツ、やり方分からないんじゃないのか?」

とグリィがアルゥを見てポツリと言う。アルゥが舌打ちして、

「多分、そうだ。」
「アルファ人は、ファックしないからな。」

と言うと、

「口を開け!」
「大きく!」

と恵に言うとアルゥは性器に右手を添え、恵の口元に持って来ると、恵が命令に機械的に口を開くやいなや性器を押し込む。恵は乱暴に侵入してくる性器に合わせて強制的に口を開かされた。

「噛むんじゃないぞ!」
「小僧が死ぬ事になるからな!」

とアルゥは警告しながら性器を更に押し込む。恵はむせながらも何とか口内にアルゥの大きな亀頭を収める事が出来た。アルゥは恵の頭を両手で掴むと腰をグラインドする。恵の喉奥を巨大な亀頭が叩き、

「アガッ、」
「アボッ、」

と声にならない声が恵の口から出てくる。恵は辛そうに顔を歪めて口から涎を垂らしながら耐えていた。手をベガァ人の性器に伸ばして止めさせ様とするも正輝の事が頭に浮かび途中で手を降ろす。アルゥが苛立ち、

「コックヘッドを舌で舐めろ!」
「気が利かねぇ、女だ!」

と声を荒げるとグリィが笑いながら、

「だから、コックの舐め方知らねぇんだろう?」

と指摘するとアルゥは不機嫌な口調で、

「女なら、コックの舐め方位本能で分かるだろう。」
「手間の掛かるヤツだ!」

と言うと性器を恵の口から抜いて、

「お前にコックの舐め方を教えてやる!」
「俺のコックを敬意を持って掴め!」

と尊大に指示する。グリィはそれを見て笑いを押し殺している。恵はまだえずいたままで動かない。アルゥは苛立たし気に、

「さっさと動け!」
「お前の怠慢は息子の痛みに繋がるぞ!」

と脅すと恵はゆっくりとアルゥの性器を両手で掴む。

「ヘッドを舌を思いっ切り出して舐めろ!」
「この国のキャンディーを舐める様にな。」

と指示する。恵は戸惑いながらも舌を出すとアルゥの亀頭を舐めていく。アルゥが、

「もっと舌に力を入れろ!」
「ヘッドの舐める場所も変えていけ!」
「お前がちゃんと仕事をしないと息子がどうなると思う?」

とまた脅しつつ命令していく。恵は露骨に顔に嫌悪感を現しつつ、

(生殖器官を舐めるとは…)
(排泄水を放出する器官も兼ねているのに、不衛生な行為だ…)
(以前に、マザーに見せられたポルノ映像では女性が進んで男性性器を舐めていたが…)
(強制的に舐めさせられるのは、とても屈辱的な行為だ…)
(しかもベガァ人の性器を…)

と怒り心頭になったが、正輝を持ち出されては致し方無かった。恵は言われた様に舌で亀頭を舐め回す。アルゥは喜び、

「良いぞ。」
「ヘッドにキスするんだ!」
「場所を変えながら、音を出す位吸え!」

と新たな指示を出す。


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