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上野家のある週末
【SF 官能小説】

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復讐-3

恵は少し前から身体の変化に気付いていた。

(身体が熱い!)
(身体中が敏感になっている。)

とアルゥの胸への愛撫に反応する身体を強く意識していた。最初に胸部へのマッサージとしか認識して無かった行為が、身体の火照りと共にとても心地良く感じ始めた。その内、皮膚全体が敏感になっていき、アルゥと触れ合う場所全てが感じて来たのだ。

いつの間にか、汗が顔だけで無く身体全体から吹き出ていた。口から無意識にハァハァと声を発しているのを自覚する。それらの原因になった物に当然心当たりは有った。恵は形の良い眉を寄せながら、

(ベガァ人達に飲まされた媚薬の影響か?)
(何故、身体の解毒作用が機能しないのか!)

と少し焦っていた。突然、ハッとして気付いた。

(毒物で無いからだ!)
(ベガァ人も服用している物だからだ。)

と分析して心の中で納得する。

(女性用の媚薬剤と言ってたな?)
(恵の身体にも確実に効果が出ている。)

とやや懸念していた。身体はますます熱くなり、特に愛撫されている二つの乳首と股間の性器の熱の帯び様は他の所とは段違いだ。アルゥが乳首を舐め回すのに合わせて自然と反応の声を漏らし、

(これが人間の女性の愛撫の時の反応か?)

と恵の様子を俯瞰的に観察しながらも声を出すたびに浮かべるベガァ人達の野卑な表情に、

(連中を喜ばせたく無い。)

と自制して口を閉じるがアルゥがチュバ、チュバと音を一段と出して二つの乳首を舐め回すと、

「ああ!」

と思わず声を上げてしまう。恵の乳首は大きくピンと立ち、更に熱くなりジンジンと音が聞こえてくるかと思う位に脈打っていた。恵がその快感に抗うかの様に顔を振り耐えていると、アルゥは恵の様子を窺い笑みを浮かべ二つの乳首を両手の親指と人差し指で挟んで擦り上げていく。恵は堪らず、

「駄目!」
「あー!」

と日本語で声を上げたかと思うと身体を揺らして絶頂した。アルゥとグリィが、

「逝ったか?」
「逝ったな!」

と同時に声を上げ笑う。グリィが、

「アルファ人が乗っ取っていても逝くんだな?」
「乳首だけで、あっさりと。」

と以外だと言う風にアルゥに言うと、

「身体は人間だからな。」
「経験不足だから、快感に慣れてないのさ。」
「初体験なんだろう?」

とアルゥは笑って答えた。恵は荒い息遣いをして果てた余韻の中にいたがすぐにアルゥは乳首を激しく擦り始めた。そして交互に左右の乳首を舐め廻していく。恵の二つの乳首は破裂しそうな位に膨張すると再び、

「あー、また!」
「駄目、駄目!」

とまた日本語の大きな声を無意識に出すと先程より身体を震わせ絶頂する。その様子を正輝は興奮と怒りの混乱した気持ちで見ていた。母親が胸を剥き出しにされ、その巨大な乳房を激しく揉まれている事に興奮した。

それと同時に母親をそんな目に合わせている黒人に怒りが込み上げる。恵が乳首を吸われて擦られ果てたのが分かるとより興奮して、黒人に嫉妬した。正輝が首を横に向け突き出す様にテーブルを見ているのに気付いたグリィが、

「小僧、そこじゃ見にくいだろう?」

と日本語で言うと椅子ごと正輝を軽々と持ち上げ90度向きを変えるとテーブルが良く見える位置に置く。アルゥが、

「母親の裸が見たいんだろう?」
「シャワーを覗く位に。」

とやはり日本語と言うとグリィと一緒に笑った。正輝は真っ赤になり、

(どうして、コイツら知っているんだ?)

と恥ずかしさと驚きで更に頭の中は混乱する。その様子を荒い息遣いで見ていた恵はベガァ人達を倒す隙を探っていた。だが絶頂は思いのほか、身体に負担になり素早く行動するエネルギーを失っている。

(まずい!)
(媚薬の効果は想定外だ。)
(快感とそれが高まると起こる絶頂は、身体にかなりの負担となる。)

と驚きと焦りが募る。身体は更に熱くなっていき、乳首や股間はそれ以上に熱い。頭も絶頂と熱で少しぼぉっとしてきた。それに、

(ベガァ人の愛撫が気持ち良過ぎる…)
(身体が反応して声を抑えられない…)

と身体の敏感過ぎる反応と快感を心配していた。ベガァ人達への反撃どころか自分が快感の虜になりつつあるとの危惧があった。そんな思いの恵の口にアルゥが舌を入れ、

「お前の方から吸いな!」

と命令する。右手で乳首を挟み激しく恵の左乳房を揉んでいる。恵は命令に言われたまま従いアルゥの舌を吸っていく、そして舌を絡める。恵は自分の行動に驚くが同時に興奮が高まるのを感じ、

(恵自身の本能的な行動が現れた…)
(敵対する相手なのに…)
(性的興奮が高まれば関係ないのか…)

と少し失望にも似た感情に囚われているとアルゥの手が恵の下半身の赤いミニスカの下に差し込まれた。恵は思わずその手を掴む、だがアルゥは強引に手をオレンジのパンツの中に入れて来た。アルゥは恵の性器を軽く触って頷いて笑うと、

「プッシー、濡れ濡れだ。」

と勝ち誇った様に言うと恵に濡れた自分の人差し指を示し、グリィにも見せる。恵は思わず顔を背ける。

(ただの性的行為で起こる生理現象なのに…)
(恥ずかしく感じる…)
(心も人間の女の感情に変化しているのか…)

と自分自身の反応に戸惑っていた。グリィが、

「そろそろ、プッシーを見せろ!」
「坊主もお待ちかねの筈だ。」

と煽る。アルゥはグリィと正輝を見て大きく頷き、

「そうだな、プッシーを披露と行くか!」

と言うと両手を恵のミニスカの下に入れてパンツのグキによる焦げた穴を探し当てると力任せに破いていく。バリバリ音を立てオレンジのパンツは下腹部から裂けた。アルゥは破いたパンツを投げ捨て、パンストを恵の膝上まで降ろすと力を込め引き裂く。


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