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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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side 優依 9-1

学校から優依は慌てて帰ってくる

(お母さん おさむくんになに話したんだろう?)

おさむのところにいった母親であり
おさむの初恋の相手の優美のことが気になって
仕方なくて帰宅するのだった

「ただいま」
「あ おねえちゃん おかえり おじちゃんのところにいってきたよ」
「うん ゆか お母さんなにかした? おじちゃんに」

ゆいはそう優花に聞きながら
洗面所でうがいと手洗いをすます

「あのね おかあさんないた あと おひるごはん おかあさんが
 おじちゃんにたべさせていたの」

ゆかが教えてくれた内容に
おもわずむせこむ ゆい

「げほっ げほっ えっ? ゆか どういうこと?」
「うーん? わかんない」

優花に聞いても詳しいことはわからないので
居間にいる母親の元に怒鳴り込む優依

「ちょっ、 お母さん どういうつもりなの?」
「あら ゆい おかえり そんなに怒鳴り込んできて…なによ?」
「こっちが聞いてるの おさむくんのところで泣いたとか
 食事介助したとか優花から聞いた」
「そんなに怒鳴らなくても… おさむくんとられると思った?」
「う…そ、それで? あの人がお母さんをいじめるはずないし
 むしろ…お母さんがいじめるがわじゃない」
「ゆいー お母さん そんな酷いことしないわよ もう 酷い言いぐさ」
「ごめん…どうして…泣いたの?」
「うん…おさむくんに…旦那さんいるでしょ どうせ…うちは片想いなんだから
 うちのことなんて気にしなくていいって言われてね」
「そ、そんなこと言われたのね でも、そうじゃない? お父さんいるわけだし」
「うん でも、悲しくなって…どうしてそんなこというの?って思わず涙が
 あと…優花にも…おじちゃんのことすき?とか聞かれた」
「お母さん…それって…」
「自分でもわからない でも、せっかく再会したのに
 関わらなくていいって言われちゃうと悲しくなって」
「そう…でも、おさむくんだってずっと忘れられずにいたんだよ?」
「それは…お母さんも…もう少し疎遠にならなかったらって思ってしまう」
「どうするの?」
「関わるつもり 優花もおじちゃんとこ行きたいって言うから
 優花を口実にしてしまったのは悪いとは思うけど
 ただ、今のおさむくんの中ではわたしよりゆい…あなたが
 1番になってると感じた」
「えっ?」
「恵美子さん…おさむくんのお母さんのことね 最近 ゆみちゃん ゆみちゃん
 言わなくなったって言っててね
 おさむくんに…それって…優依のおかげ?ときいたら うんって」
「そう…」

優美は一呼吸おいて再び話を続ける

「わたしも関わりたいから…おさむくんに無理いったの」
「えっ? 何言ったの? お母さん」
「おさむくんのパソコンの画面…LINEもあるしゃない?」
「えぇ…と?」

パソコンの画面を思い出すように
視線を右上の方にむけて考え込むゆい

「いまいちわからない メモ帳が画面いっぱいになってるし」
「あ うん そっか…LINE使ったことないゆいには
 気づかなかったか 画面の下の方にタスクバーがあるのはわかる?」
「うん アイコンが並んでるやつ」
「そこにLINEのアイコンもあるの」
「パソコンでもLINEが出来るということで?」
「そう だから…LINE交換せまったの」
「えっ?」
「おさむくん 困った顔してたよ
 ゆいに怒られそうって…」
「わたしに怒られそうって…そこまでわたしのこと…」
「怒る?」
「おさむくんには怒らないけどお母さんには怒りたい
 おさむくんの性格考えたら…おされたら…いやと言えないじゃない?」
「うん そう思って…ゆいがパソコン欲しいって言うのも
 結局、おさむくんとやりとりがしたいからじゃない?」
「うん 学校忙しくなるし土曜日にいけなくなるから
 メールだけでもというのがあった」
「ゆきちゃんもそうよね」
「うん…」
「だからね 小学生ふたりとメール出来て
 わたしとはできないの?って…せまったの」
「お、お母さん それ…ずるいよ」
「うん…滅多に会いに行けないからやりとりする手段ほしくて
 ごめんね ゆい おさむくん怒らないでね」
「それは…おさむくんよりお母さんが悪いから…
 でも、お母さんがまたおさむくんと関わりはじめても
 おさむくんの気持ちはお母さんに戻さないからね」
「うん…」

(まったく…何考えてるの お母さん)

少し自分の母親に対して呆れ果ててるゆいだった

「そ、それで食事介助は?」

もう一つ気になっていた件について
ゆいが尋ねる

「お昼ご飯ね 久保田さんとこでごちそうになってて
 恵美子さんがおさむくんの介助していたのを見て
 ゆきちゃんも出来るようになってるって聞いて
 したくなってみて…恵美子さんに頼んだの」
「むぅ…わ、わたしもまだちゃんとしてないのに…」

ゆいは頬を膨らませながら
小さく呟く

「食べさせるとき…優依じゃなくて…ごめんねって
 おさむくんに小さくいったら…どうしたらいいかわからない
 表情してた…」
「お、お母さん どうしてそんなことばかりするの?」
「自分でもわからない」

(もう…なんなの おさむくんをどうしたいの?)

ゆいは少しいらついてきてた

「内容はだいたいわかったわ ふぅ…ランドセルも背負ったままだし…」
「ランドセルも置かずにここに来たの? そんなにおさむくんのこと」
「お母さん!!」
「ごめんね」
「とりあえず、宿題とか片付けてくる」

そう言い残し2階へあがっていく優依だった


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