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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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side おさむ 1-1

水曜の午前中
ピンポーン

「ごめんください」
「あ はーい」

玄関口でチャイムがなったのに気づいて
恵美子は玄関口に向かった

「あら 優美さん いらっしゃい ゆかちゃんも」
「おばあちゃん こんにちは」
「今日はおさむくんにお礼言いに来たんです」
「それって…キーボードとマウスのこと? わざわざ…気を遣わせてしまって」
「あ いえいえ キーボードとかもそうですが
 パソコン自体も…候補として何種類かプリントして貰ったりで
 たすかってます」
「そ、そうなのね おさむは奥の部屋にいるから…呼びます?」
「あ いえ…今日は…わたしが奥の部屋に行こうかと思いまして…」
「それじゃあ、飲み物とかあとで運びますね」
「あ ありがとうございます」

優美と優花は奥の部屋に向かうと
扉を開けて入るのだった

「おじちゃーん こんにちは」

優花の声にふりむくおさむ

「あ? え?…」

どうして優花と優美がいるのか
理解出来ないまま言葉にもならない状態だが
優美達はおさむの隣にやってきて
優花を膝の上にのせて優美が座るのだった

「こんにちは おさむくん おさむさん…じゃなくて
 昔に戻っちゃってごめんね」
「あ ううん」

辛うじて喋れる程度だけど
これくらいは口に出して返答するおさむだが
長くなる内容はタイピングに
優美に画面見て貰うように足で指を差す

「えっと…今日は?」
「あ…うん 優依のことでお礼を言いに来たの」
「ゆいちゃん? キーボードのこと?」
「うん 他にもパソコン 候補としてリストアップしてくれたり
 ブラウザとメールソフトもすでに渡してくれてるでしょ」
「うん それくらいしかできないし」
「わたしは何もわからないからたすかったの
 それと旦那からもお礼言ってほしいって言われて」
「そうなのね キーボードのことは気にしないで…早いけどクリスマスプレゼント」
「まだ1ヶ月以上も先じゃないの」
「あはは」
「でも…いいの? 年金しか使えるお金ないのに?
 ゆきちゃんのとあわせたら2万から3万かかってない?」
「あ うん でも…ゆいちゃんにお世話になってるの こっちだから
 お礼もかねてるから」
「そ、そうなのね 優依…あの子 いつもどんなことしてるの?
 気になって 気になって…おさむくんの中からわたしを追い出すって
 わたしに向かって言ってきたから…」
「うん…おこらない?」
「怒られるようなことしてるの?」
「だって…20以上の歳の差だから」
「おさむくんが…あの子にいっぱい甘えているから? 歳の差考えなさいって
 わたしに怒られると思ったってこと?」
「………うん」

おさむはうつむきながら座ってる
それを見た優美はどうしたらいいのかわからずにいた

(おさむくん 今まで受け入れてくれた女の子いなかったんだろうなぁ
 わたしもそうだったし…みんな片想いだったのかな)

「優依のこと好きなの?」

そう優美に問われて
優美の顔を見たあと視線を動かしてしまうおさむ

「すき…と聞かれたら…すき 20歳以上離れてるからだめなのもわかる
 でも、ゆいちゃん いっぱい…ゆみちゃんのこと忘れさせてくれるようなこと
 してくれてるから…」
「そ、そう わたしのこと ずっと忘れられなかったこと聞かされたとき
 わたしも困ったから…」
「ごめんなさい…」
「あやまらなくていいから…
 もう少しわたしが疎遠にならなかったらよかったのかな?とか
 ちゃんとふってあげていたらとか…思ってしまうけど」
「うん…もう ゆみちゃんとどうこうするつもりはないから安心して」

おさむにそんなこと言われて
少し心がもやっとしてしまう優美だった

「…せっかく、優依がきっかけで再会出来たのに…寂しいこと言わないで」
「だって…迷惑でしょ?」
「そんなことない 今日だって…お礼もあったけど
 おさむくんと会話したかったから来たんだからね?」
「おかあさん おじちゃんのことすき?」
「え? 優花…なんて」
「なんとなく そうおもったの」


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