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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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side 優依 7-1

「ただいま」
「あ おねえちゃんおかえり」
「ゆか ただいま おかあさんは?」
「おかあさんは…あっちにいる」
「わかった」

優花と会話をすませ
洗面所でうがいと手洗いをしたあと
母親の優美のところに向かう優依

「お母さん ただいま」
「おかえり ゆい」
「はい これ ゆきちゃんからと言うよりおさむくんからかな」
「おさむくんから?」

(なにかあるの?)

優美はちょっと疑問に思いつつ
優依から渡されたプリントを確認してみる

「ゆい これ…」
「うん パソコン欲しいって昨日言ったことだけど
 候補として調べてくれたらしい」
「え? 昨日の今日? おさむくん このことしらなかったのでは?」
「うん 朝 ゆきちゃんに渡されたとき わたしも思った
 それで確認してみたら…ゆきちゃんもわたしと同じ事したらしい」
「両親にパソコン欲しいって?」
「そそ それで…おさむくんがある程度調べてプリントアウトしてくれたって」
「そ、そうなのね」

(おさむくんって…こういうの詳しいんだなぁ)

「価格的には型落ち?ので5万台のでいいかなと
 ディスプレイ合わせると7万ちょっとになると思う」
「うん みる限りそんな感じだね でも、このピンクのは? 1番高いようだけど」
「そうだよね 高いなと思った 新しい方らしいけど
 それで…ピンクはかわいいとは思うけど高いかなと」
「他の候補は黒とかシルバーとかだけど これだけ特殊なのね
 どうしてこれも印刷したのかな」

と…疑問に感じる優美に対して

「あ あー たぶん それは…わたしのイメージがピンクだったのかも?」
「ゆいのイメージ?」
「わたし 薄めのピンク着てること多いでしょ?」
「あ うん ピンク多いね」
「だからかなぁって プリントアウトするとき
 わたしのことも考えていたんだろうね」
「なるほど」

(おさむくんの中にはわたしじゃなくて…優依の方が大きくなってきてるのかな?)

「とりあえず、わたしたから…あとはお母さんとお父さんで」
「わかった あずかっておくね」
「じゃ、宿題片付けてくる 夕ご飯は…何作る予定?」
「えーと…肉じゃが考えていた」
「わかった ご飯の支度するとき 台所に行くね」
「助かるけど あんまり無理しないでいいからね」

一通り宿題片付けると
優依は台所へ降りてくる

「ゆい はい、エプロン」
「ありがと えっと…じゃがいも、人参は皮をむいて…
 じゃがいもは芽をくりぬくんだっけ」
「そうそう 皮むき機で皮むいた方が楽だと思う
 じゃがいもの芽は…包丁の手元側の角を使って
 こんな感じにするといいかも」
「ありがと お母さん じゃ、野菜類はわたしがするから」
「包丁に気をつけてね」
「うん」
「それで…ゆい 料理は楽しい?」
「たのしいよ 作れるもの増えるのもたのしいし
 なにより食べて貰ったときに喜んで貰えるのはうれしい
 あ、でも…泣かれるのは…ちょっと困るかな」
「そんなに泣いたの?」

(おさむくんって…泣き虫なのは昔からだけど)

「こないだは…いろいろあったから? お母さんのこともふめてね?」
「そ、そさうだね…」
「とりあえず、野菜は切り終わったけど
 鍋にいれて水と砂糖、みりん、しょうゆ、酒だっけ?」
「そんな感じかな 分量は…お母さんがするから…」
「うん 見ながらおぼえる」

こんなやりとりをしつつ
夕飯の支度をする親子だった


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