投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

先輩のセカンドバージンは僕のものの最初へ 先輩のセカンドバージンは僕のもの 159 先輩のセカンドバージンは僕のもの 161 先輩のセカンドバージンは僕のものの最後へ

匂い立つ色香-3

柚木がいても楽しめるようにと、その食事会はファミレスで行なわれたようだ。
お開きになりそうな時間、すれ違いにならないように少し早めの時間にファミレスの入口に理央は立った。
はじめは会社の駐車場で待つと言っていたのだが、理央は何も伝えずにここで待つことにした。
八月も半ばで、夜とはいえ外気温は高い。
家から五分ほどの距離だが汗が吹き出してくる。

理央は白の大きめのTシャツ、黒のショートパンツ、黒のラインが二本入った白地のソックスに、トレッキングシューズという出で立ちだった。
ふわふわのくせっ毛の髪の毛は襟足が長めのウルフカットで、顔は童顔だ。
まるでホストクラブにいそうなタイプのその容姿で、ファミレスの入口に立っていると、静岡では目立つらしい。
本人は気にしていなかったが女性客は思わず入店の際に見てしまう。

「暑いよぉ……」

スマートフォンをいじりながら、子供っぽく理央が呟いたその時だった。
ファミレスのドアが開いて、ガヤガヤと複数名の声が聞こえてきた。

「あれ?佐藤?」

亨が出てきて、理央の顔を見るなりにやにやとした表情に変わる。

「なんだよ」

理央が苦笑いを浮かべた。

「へーぇ」

亨が、理央の行動の意味を分かったように呟いた。
他にも何人か、普段加奈子とよく話をしている男性社員、女性社員がいた。会社の中で一部、加奈子と亨との関係を知っているメンバーらしい。
女性社員は「えー、どうしたの?偶然だね」と言い、理央に手を振っている。
そのあとに続けて柚木と手を繋いだ加奈子ーー

柚木は理央の顔を見るなり加奈子の手を放して、駆け寄ってきた。

「佐藤くんっっ」

人見知りをしない柚木だが、春からの加奈子との交際でより信頼を寄せる相手が理央だろう。
駆け寄り、抱きついて、するすると体にのぼるような仕草を見せて理央がその細い体を抱き上げた。
まるで、本物の父親のように。

「ーー「加奈子」、わざわざ会社の駐車場停めてくれたのにごめん。早く会いたかったから迎えに来た」

そして、苗字でなく加奈子のことを普段のように名前で呼ぶ。
平静を装いつつ、理央は口を尖らせて恥ずかしそうだった。

「佐藤くん……」

加奈子は予想外の出来事に、口をパクパクさせながら顔を赤くする。
そして二人の仲を知っていた亨はにやにやとし続け、事情を知らない周りの社員は「えっ、マジ」「加奈子って呼ぶなんて、そういうこと?!」と驚いている。

「加奈子と亨とのこと知ってるんだから、僕がわざわざ隠す必要のない信用できるメンバーでしょ」

理央は抱きつく柚木の背中をぽんぽんと叩きながら、他の社員に言い放つ。

「え?佐藤くん、お母さんのことあんなに大好きなのに隠してたの?」

その柚木の発言に「ふ、はははっ」と亨が噴き出し、腹を抱えて大笑いしていた。

「「あんなに大好きなのに」って普段柚木の前でどんなことしてんだよ、マジウケる」

「亨くんに教えたげる!あのね、はじめ、佐藤くんは僕と寝てるのに、いつの間にかお母さんのことぎゅってして寝てる!佐藤くん、お母さんの前だと僕より甘えん坊だよ!」

「わーっ。柚木くん、さすがに僕、恥ずかしいから言わないでっっ」

周りはそれを聞いて大笑いし、理央と加奈子は顔を真っ赤にしておろおろしているのだった。


先輩のセカンドバージンは僕のものの最初へ 先輩のセカンドバージンは僕のもの 159 先輩のセカンドバージンは僕のもの 161 先輩のセカンドバージンは僕のものの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前