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パンドラの箱
【ファンタジー 官能小説】

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パンドラの箱-7

「悪魔と古代の神は表裏一体だ」シンが言います。 「君は俺の言葉でここまで来た。これはすでに魔法の一種なんだ」
「へえ」そんなに間違ってはいません。逆にこんな簡単にのってしまった自分がバカのようです。≪違う、馬鹿を暴いてやりたかったの≫
「神の力を使って、これからもっとすごいことができるようになる。それにはまず、君は自分の身の潔白を証明しなくてはならない。何も隠すものはない証拠に服を脱ぐんだ」
他の二人は出口から動きません。
シンが肩を抱きます。 「こんなの形式だよ、俺は君を信じてる。それに儀式では全員裸になるんだよ」そっと服に手をかけました。
「君だって彼の前で脱いだ経験くらいあるだろ」ボタンを外そうとしました。
「こんなことをさせていいの、やめさせてよ。そしたら手をつないであげる」入り口に立つ二人に声をかけました。いつもなら、何人かが前に立ってくれます。なのに、ここでは無理でした。
「キスもさせてくれるか」太っちょです。
「そうね、考えてあげる」
「あそこにだぞ」大笑いします。「今まで何人と寝た」
「下品なやつ」
「初めてなのか」シンの手は止まりません。前を開かれてしまいました。
「何人もあるわ」 ちょっと虚勢を張りました。
「じゃあこれぐらい何てことないだろう」三人が間を詰めてきます。
「やめて。あなたたちこそ、ブラジャーくらい見たことないの」逃げ道を探しました。
「脱ぎたくないのなら、そのままでいいや」やけにあっさりとひきました。
「ひとつ聞いてやったんだから、次は俺の言うとおりにするんだよ」
「何をするの、この儀式って何するの」
三人が呪文を唱え始めました。
どこで覚えたのか、これはただごとではありませんでした。これには本物のにおいがありました。
何をする呪文なのかわかりませんが、防御の呪文をつぶやきます。それでも力が抜けてくるようでした。
シンが、私の前に立ちました。
唇にキスして、「我が神は」
胸にキスして「偉大にして」
股にキスして「この世を統べる」
足にキスをして「唯一である」
後ろを向かされます。スカートを持ち上げ、尻にキスをして「ネイマァ N E M A」
「さあ君もするんだ」
私は、彼の唇にキスして、「我が神は」
胸にキスして「偉大にして」
ズボンの盛り上がりにキスして「この世を統べる」 他の二人が歓声を上げます。
足にキスをして「唯一である」
シンが、ズボンのベルトを外します。
尻は 「できない。だめ」

「やれ」
地面に突っ伏して逃げました。
「ごめんよ、もうしないから、逃げんなよ」その前のキスで気をよくしているようです。
祭壇から瓶を持って来ます。 「じゃあ、これ飲んで」
「何が入ってるの」
「ただのワインだよ。疑り深いんだね、何も入ってないから」シンが飲んで見せました。
瓶を渡されます。飲むのを見ていても、自分は飲んだふりをすることにしました。暗いので分からないでしょう。
唇についた液体が気持ち悪かったのですが、それで死ぬことはないでしょう。
他の二人もうやうやしく飲んでいるようです。
黒い三角は知っているクッキーでした。丸いやつを三角に削っています。子供の仕事です。
≪それでもこれは黒ミサだ、こいつらは悪魔崇拝者なんだ≫ 立ち入ってはいけない一歩だと感じました。
「さあ、後について言うんだ。『私は神に、この身と心を、死してなお捧げます。その見返りとして、私に力をお与えください』 どうした?」
「そんなこと言えない」悪魔崇拝はいやでした。
「言わないなら力は得られないぞ」
「急すぎる」
「だめか。なら今日は僕たちとの誓いだけにしよう」
後ろから太っちょに羽交い絞めにされました。そいつはそうしながら、胸に触ります。
叫ぼうとすると、細いのが、布切れを口に詰め込んできました。
惑わせて逃げようと思ったのに、これでは声が出せません。
シンに服を脱がされてしまいます。
下着だけになった私は、ブラジャーを跳ね飛ばされ、太っちょに触られるだけでした。やめてと肩を振り、首を振ります。
「やめろよ、やりすぎんな」シンが言ってくれました。
「うるせえな」カッとした太っちょが、胸に爪を立てました。
「放して」なんとか聞こえるように発音します。
「じゃあおとなしくするか」
とりあえず首を縦に振りました。


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