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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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秘密の社員研修C-2

「あ、あの……」

自分の行動に罪悪感を感じながら「飲み物を、貰おうと……」と咄嗟に言う。

「ん、冷蔵庫……お茶入ってる、開けていいよ……」

そう言いながら、佳織は乾いた唇を加奈子の指に擦り付けるようにしている。

どきん、どきん……

佳織が手を離してくれないから、という理由ではなく、この状況がどこか心地よくて、自ら振りほどくことができなかった。

「ん、ぅ……」

「わっ……」

体を半ば佳織は起こすと、加奈子の体を抱き寄せた。

「トイレ、行ってくる……」

改めてシャワーを浴びたのだろう。ボディソープの香りが首元から漂っている。佳織は黒のマキシワンピースを身につけていた。
佳織が引き戸を開けてリビングを出ていったあと、冷蔵庫から飲み物を取り出し、注いでソファーに座り直す。
しばらくすると、佳織が戻ってきた。

「お、起こしちゃってごめんなさい」

「ううん、全然。息子も朝イチで帰ってくるわけないだろうし、明日はずっとゴロゴロしてると思うから」

ふふっと笑って、加奈子の左隣に腰を下ろす。

ダークブランに染められた、くせっ毛の髪をかきあげるとちらり、と加奈子を見る。

「どこも痛くない?あたし、結構無茶しちゃったから」

「あ……全然……どこも、痛くないです」

「そう。それならよかった」

脚を組んで、その上に左肘を乗せており、手のひらで顎を支えながら佳織は微笑んだ。切れ長の目尻に、シワがよる。

「何で、さっきあたしの唇触ってたの」

「え、あ……」

加奈子はお茶の入ったグラスをテーブルの上に置いて、下を向く。
すると、佳織がソファーで距離を縮めるように近づいてきて、加奈子の腰に触れた。

「さ、さっきの悠斗くんって……お付き合い、なさってるかた……ですか」

下を向きながら、質問をはぐらかすように加奈子は尋ねる。

「うん。寝てる時にあたしのこと触る人なんて、彼くらいしかいないもの。悠斗くんかと思っちゃった。
夫のこと、とても好きで……去年で亡くなって三年だったの。ずっと夫のこと思い出して、辛くて。誰ともお付き合いしないってどこかで思ってたんだけど、去年の出張のことがあってから、吹っ切れたの。夫以外とできないって思ってたんだけど、あのことがなかったら、彼とお付き合いしようとは思わなかったと思う。
さっき、佐藤くんがしてる最中バラしちゃったから言うけど……武島くんとは今も関係が続いてて、彼と三人でしたこともある。これは佐藤くんには内緒ね?武島くんと、あたしとのことだから。そういう大らかな関係なの」

佳織が口を開く度に、マウスウォッシュのミントの香りがする。
話の内容も加奈子にとってかなり刺激的だが、腰を抱かれ、先程の情交を思い浮かべてしまい、どきどきしてしまう。


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