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医師テレスポロス
【ファンタジー 官能小説】

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医師テレスポロス-6

「今日は挨拶だ、今後の付き合いを願えるか」
「然り」
「では去れ」
黒い影は消えていった。ただの数分のことだった。
僕の緊張はまだ消えなかった。ただつっ立っている。
先生が後ろから僕の体を覆い、股のものをつかんだ。
それまで緊張していることに初めて気が付いた。
「何が見えてたの」僕のものを持って、しごく。
「ただ、黒いモヤ」
「その奥は」
「フクロウの顔をした女性」それが股を開き、自分で楽しんでいたことは言えなかった。
「あなたには素質がある、今の名を覚えておきなさい。あの魔との合い鍵のようなものです」
「でも、テレスマニアはあなたの名でしょ」
「まさか、本当の名を明かすものはいません。それは心臓を相手に渡すようなものよ」
「ではヤンシュフも同じですか」
「あの魔はストラスの流れをくむ、それはフクロウの姿を持ち、薬草学に関する知識にも優れています。だから繋いでおいたのです。ヤンシュフとはヘブライ語のフクロウのことよ」
優しくしごかれていた僕は、我慢しきれず魔法円に向かって放出した。何度も白いものが飛ぶ。
「まあ、元気のいい子」先生がほめてくれた。
姉ちゃんは召喚のことを聞いて怖がった。
「魔とはどんなものなのか良く分かっていないのよ。その上力だけは人の何倍もある。そんなものを召喚するなんて、殺されに行くようなものだわ」
「召喚って意味わかるかい。敬って呼び出すんだ。いい加減に考えるようなバカは、死んだって仕方がないんだよ」
「あなたが心配なの。時々バカだから」
「もう小さい時のようなことはしない、大丈夫だよ」シトリーを抱きしめてやる。
「もう、ふたりしかいないのよ。心配かけないで。あの魔女も、もう放したっていい」
「いやだよ、もっと勉強したいんだ」
「あなたの方が大事、あれを殺したって、あなたを守る」
「そんなことしたらおっぱいさわれなくなる」
「そこまで言うなら,私のを触らせてあげてもいい」
「姉ちゃんの、ちっちゃいから嫌だよ」 頭を殴られた。
「見たこともないくせに。 それより、魔の召喚だけはいや」
「大げさだな。僕は大丈夫だから」いつまでもこだわるのが、ちょっとうっとおしい。

そして約束の三年が経った。
「あなたはよく頑張ったわ。おかげで私の研究も進められた」先生がキスをしてくれる。
お返しに胸を、それから股も揉んでやった。
「ねえ、一回ぐらいさせてよ。じゃないと鎖をはずしてやらないぞ」僕はもうおっぱいだけでは我慢できなくなっていた。
先生は色っぽく喘ぎ、体を預けてくる。それでもそれ以上は許してはくれなかった。
「だめよ、その代わりはずしてくれたら、あなただけに、明日すばらしいプレゼントを持ってきてあげる。誓うわ」
僕は金切り鋸で鎖を切った。その間先生は僕のズボンの中に手を入れてくれた。
シトリーは来ない。お別れの日だというのに、顔も見せない。
互いに抱擁を重ね、別れた。
その夜から雨が降り始め、次の日も一日雨だった。
昼過ぎなのに、夕暮れのように暗い中、先生が大きな袋を台車に乗せてやって来た。
「本当に来てくれたんだ」
「約束したでしょ。シトリーは?」
「知らない、でもいない方がいいんじゃない。先生といると喧嘩ばっかりだから」
「そうね、でも最後くらいは気持ちよく別れさせてやりたいと、思っていたのよ」
「捜してこようか」
「いいえ、私はゆっくりしていられない。あなたへのプレゼントが優先よ」
麻袋の口を、硬くしばった紐をほどき始めた。
「先に言っとかなければならないんだけど、あなたの望みをふたつ叶えてあげる。その代わりこの秘密を守れる? そして最後までやり遂げられる?」
「なんの望み? 何が入ってるの」


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