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月の裏側
【調教 官能小説】

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従属-1

1週間の厳しい仕置は、2人の関係性を確立させた。縛られ、管理され、美月や美月の体には、自由はなかった。

美月は、あれから自分の嗜好について、深く考えるようになっていた。
Mであることは否定する余地はない。
しかし、SMについてのいろいろな記事を読むと、違和感があった。

被虐を好んでいた。しかし、痛みで感じるわけではなかった。理由があり、祐に辱められたり、快楽を取り上げられ、所有物として扱われると感じた。他の人では、成立しないと思った。

ある時、ドミナントとサブミッシブという定義を知った。美月の心は、ストンと落ちた。
自分をカテゴライズするなら、サブミッシブであると確信できた。
祐に支配され、縛られ、征服され、自分が従属することが、幸福だった。

ペットや玩具や所有物として粗末に扱われると、体中が震えた。痛みではなく、精神的に粗末に扱われることで、感じ満たされた。

祐に、正直に伝えた。
祐も美月と同じく、理解していた。
わかっていたが、言語化することで、明確になったようだった。

この理解を境に、美月は、祐のサブミッシブとなった。祐は、また一つ、美月から取り上げた。
ペニスを入れてや欲しいと発することを禁じたのだ。どうしても求める場合には、「使ってください」という言葉のみ許可した。


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