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月の裏側
【調教 官能小説】

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プロローグ-2

新幹線の中ではスマホを見ていると、何かのネット記事からふと
アダルト系の話題を目にすることになった。
現在のセックスレスという状態に、あまり悩みはなかった。
ただ、全くしたくないかというともちろんそうではなかった。
ホルモンの影響か、時々無性にセックスがしたいと思う夜もあった。

ずっと仕事をしているせいもあり、知り合いはたくさんいた。
40代とは言え、もっと年上の男性の知り合いも多く、本気でセックスをしたいと
思えば、相手を探せないわけでもなかった。

しかし、きっとたいして感じないセックスだろうと想像ができた。
満たされたことがなかった。
今の夫とは再婚であった。一人娘は、20代で結婚した相手との子だ。
人並かそれ以上に恋愛もしたし、経験もある。
それでも、満たされたことがなかった。

最初は、新鮮さもありそれなりに感じるのだが、1年くらいで感じなくなる。
極端に言えば、濡れないこともあった。
触られてもくすぐったくて仕方がなかった。
相手を性的な対象として見れなくなる。自分でもわからないが、結婚や恋愛が
長続きしないのは、そういった性癖も大きく影響しているのだろうとわかっていた。

心と体は違うというが、美月自身は、違わないのでは?と思うことが多かった。
相手の体を求める気持ちが薄まる。なくなると、やはり関係性も希薄になる気がした。
セックスをしようとしても女性側が嫌がる、濡れない、感じない、そんな
相手に対して、男性も興味を失っていく。そんなことを多く経験していた。

アダルトな記事を見ながら、美月は久しぶりにセックスがしたいなと思った。


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