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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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秘密の社員研修A-10

理央は一度、この部屋に入ったことがあった。

佳織にとっては日常的な自分の寝室だろうが、理央にとってはーー佳織の匂いが詰まった、恐ろしくも官能的な部屋だ、と当時は思った。
今もそうだった。

佳織は部屋の電気をつけたのち、湿度が高く、ぬるい空気が流れるこの部屋のエアコンをつける。

入って右手には、ダブルベッドが縦に置かれ、その横にはサイドチェスト。その上には電気スタンドが置かれている。
サイドチェストの横には、床から壁へと突っ張り棒で支えるタイプのウォールラック。

このダブルベッドで佳織と交わった記憶がありありと蘇ってきた。

再び、交わって自分はどう思うのか。そして、加奈子はどう思うのかーー
理央にはとても重苦しい雰囲気でしかなかった。

佳織は加奈子をベッドに座らせ、電気スタンドの灯りをともすと、サイドチェストの上にあるリモコンで部屋の灯りを薄暗くする。
理央は立ち尽くしたままだった。

佳織はサイドチェストの引き出しの中から、いくつかつらなったコンドームを取り出して枕元に置いた。
そして、加奈子の前で身につけている衣服をすべて脱いで、ベッドに上がった。
加奈子は座りつつ、ベッドに座る佳織の体を見た。
確かに加奈子のように細身とは言えないその体を、妙齢の女性にとって他人が、しかも同世代の女が見るのは嫌なものなのだろう。
だが、胸元、二の腕、腰周り、臀部についた脂肪をまとう柔らかそうな体が、妙にいやらしい。

この体を、理央も、隼人も欲したのか。
二人はどんな思いで彼女を抱いたのか。
そして理央に言わせれば、今でも隼人は彼女の体に溺れているという。
その体を、理央はどんな風に今から堪能するのかーー

「中村さん、あんまりみないで?恥ずかしい。最近少し太ったと思うの」

視線に気づいた佳織は手で体を隠すようにすると、ふふっと八重歯を見せて笑った。
加奈子は佳織に身を寄せるようにして、ベッドに手をついた。ギシッ、とベッドが鈍い音を立てる。
電気スタンドの灯りの中で、佳織の体が妙に妖しく照らされていた。

「謙遜です……二人が……したくなった理由がわかります。服を脱がせて、本間さんの体……「見たい」って思ってしまったんだと」

「ふふ。佐藤くん、そうなの?」

理央はふいにそう聞かれ、Tシャツを脱ぎ捨てると、ベッドへ上がって佳織の脚にまたがるように膝をついた。

「加奈子……本当にいいの?僕、この状況で、もう止められないよ?」

「ーー本間さんのこと……どうしたいの?教えて」

「言わせないでよ…………したいに決まってるじゃん。食べたらどんな味がするのかわかるもの目の前にして、お預け食らうのはキツイ」

佳織はそれを聞くと全裸の理央の体に手を伸ばした。
そして抱き寄せるようにすると、膝立ちの理央の胸元に唇を這わせて、ペニスをも指で触れる。

「それ、美味しかったからもう一回食べたいってこと?若い子にそう思ってもらえるなんて光栄ね」

「ぅ、ぁっ………」

「あたしも食べちゃたいもの、佐藤くんのこと」


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