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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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秘密の社員研修A-9

「んふ……?」

何も言わない加奈子に、ペニスを軽く握りながら何か問いかけたそうな表情を浮かべる。

ーーもっと、加奈子の心には欲張った欲求が沸き起こってきたらしい。

理央がかつて愛おしいと思っていた女は、どんないやらしい顔をするのか。
加奈子は、理央の感情を揺さぶる佳織を羨むのみならず、理央が独占したかった佳織の表情まで知りたくなった。
その表情とは理央の目線でしか知りえないものだからだ。

「加奈子……?」

理央はこの饗宴に対し、加奈子が不安に感じたのではとTシャツの中から手を離して、背中に回してぽんぽん、と軽く叩く。

「嫌なら、やめるよ」

ひどく切なそうな顔をしながら、はぁ、はぁ、と短く息を切り呼吸をして、理央は言う。

違う。
ーーやめて欲しいどころか、もっと先まで望んでいるのだ。

「違うの……。知りたくなっちゃった」

ぽつり、と加奈子は呟く。

「佐藤くんが……本間さんともっと先までしたら、どんな顔するのか……本間さんがどんな風に佐藤くんのセックスを受け入れて、佐藤くんはそれで、どんなことを思うのか……知りたくなったの」

「えっ……あ……」

理央より先に、それを握りながらも佳織が顔を赤らめる。

「嘘……。さすがにそれは、中村さんに悪い……。それにあたし、中村さんみたいに体が綺麗じゃないから、あなたに見せられるものじゃ……」

「自分より若い男性と肌を重ねてて、それは謙遜ですよ。あたし、すごく変なこと言ってると思います。だけど……こんな気持ちになるの初めてで……こんな風に佐藤くんのこと独占したいなんて……」

今にも泣いてしまいそうな加奈子を見て、佳織が理央から体を離すと決心したのか立ち上がる。

「中村さん、本当にいいのね?ーー佐藤くん、寝室行きましょう」

「えっ、本間さん、マジで言ってるの……?僕……」

この状況にガチガチだったペニスは半ば柔らかくなってしまっている。

「佐藤くん、あたしとセックスするくらい、今更ワケないでしょ。散々色んな女抱いてきてるんだから」

「そ、そういう問題じゃ……」

下半身を露出しながらおろおろする理央はあまりにも滑稽だ。佳織は密かに笑い出しそうになっていたが、それを抑えて理央の手を引っ張る。

「今まで一人で子育てしてきて、誰とも付き合うことのなかった中村さんが目いっぱいわがまま言ってるのに、聞いてあげたいと思わないの?あたしは大勢寝たうちの一人でも、中村さんは違うでしょ」

佳織は強引に理央を引っ張り、加奈子と三人で寝室へと向かった。


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