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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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秘密の社員研修@-2

「あの……なので、良ければ食事でもどうですか?懇親会とかは、あたし苦手で……だけど、本間さんには、先日の出張でも良くして頂きましたし……」

その言葉を聞いて、顔を紅潮させた理央が、勢いよく顔を上げて左にいる加奈子を見やる。


(えっ、本間さんと、加奈子が食事?!?!)


「あら。あたしはかまわないわよ。むしろ大歓迎。懇親会、あなたたちが来るなら参加しようと思ってたけど、どうしようかなって迷ってたの」

「佐藤くんは…どうする?」

太ももに指先を添えながら、加奈子はじっと理央を見つめる。

隼人との飲み会に参加する、と加奈子が言った時も思ったがーー彼女は控えめな印象がありつつ、自分の問題を自分の目で確かめて、肌で感じて解決しようとするタイプなのだろう。
出来れば、佳織とは関わりたくないのかもしれない、とさえ思っていると思うのだが。

宿を取らない、という、佳織ならともかく、加奈子さえも避ける選択肢をした自分が、理央は情けなくなってきた。

「佐藤くん、去年は懇親会も参加してたし、泊まってたから。今回は、明日何か用事があるんじゃないの?」

佳織が助け舟を出すように、聞く。
辛い思いをさせたくない、という佳織の優しさの表れだろう。

「あたし、本間さんとお話したいから…。でも佐藤くんは、先帰っててももちろん大丈夫だよ?あたしに気使ってるなら気にせずに」

「明日予定があるとかもないんですけど……」

言ってもなお、唇を噛んだままで、佳織の顔が見られない。

「ん。気が進まないなら帰った方がいいよ、佐藤くん。先輩が後輩を付き合わせるって感じちゃうと、こちらだって気使うわよ?
ところで中村さん、今日の夜は息子、職場のかたの家に泊まりがけで飲み会みたいなのよね。飲んでから新幹線乗ったら、疲れると思うから良かったら泊まっていって頂戴」

「え、そんな……いいんですか」

「もちろん。佐藤くんも武島くんも、うちに来たことあるし。女性だから息子がいると気使うと思うけど、今日はいないしね。後輩なら大歓迎よ」

ふふっ、と佳織は微笑む。

「あたしの家だと、気を使うかしら?」

「いえ、そんなことは……!是非、お話もしたいですし」

「じゃあこの辺りで適当に食事して、一緒に帰りましょう。楽しみにしてます」

佳織が立ち上がり、席を離れようとした時だった。

「あ、ぼ、僕も……本間さんち、泊まるっ……」

佳織の手を引っ張り、周りには聞こえないように、だが咄嗟に声を出した。
まるで、子供が駄々をこねるときのようだった。
佳織も、加奈子も目を丸くさせている。


(僕、今絶対間違った…!本間さんちに泊まりたいなんて…!僕、加奈子と一緒にいたいだけなんだけど、加奈子絶対勘違いするじゃん…!)


「ふふ、寂しがり屋さん。さすがに息子がいないときに男の子のお泊まりはダメって言いたいところだけど、中村さんと一緒がいいのね?」

理央が握る手とは反対の手で、佳織は、ぽんぽんと理央の頭を撫でる。

「え……」

「中村さんと一緒がいい」という発言に理央も加奈子も、同時に声を発した。


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