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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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武島隼人の憂鬱ー番外編-10

「あなた、どれだけ理央のこと好きなのか案外分かってないのね?そのかたに、取られたって思ってるんだと思うけど?理央のこと」

「えっ」

「東京来るまで何やるにも二人で一緒にやってた相棒に、いつの間にか彼女が出来て、彼女を優先してるってことに腹立たしくなったんじゃないの?どうでもいい女なら、共有させて貰えてたのに」

ふふっと笑って、佳織は隼人の胸元に唇を押し付ける。
佳織には敵わない。自分でも分からない胸の内を、的確に見透かしてしまう。
隼人はそう思いながら、佳織の背中に手を当てて自らの方に引き寄せた。


ーー隼人は、中村さんの嫌なことはしないし、僕がさせない。約束する。


加奈子と自分に言い放った台詞を思い出す。


(俺……あんなこと言わせる程の存在だって、中村さんに嫉妬したってこと?)

「俺、ダサくないですか?親友の彼女に嫉妬するとか」

「ダサくない。何で」

なだめるかの如く、ぽんぽんと隼人の背中を叩く。

「理央のこと大事にしてるからこそ、女性に挿入できなかったんでしょ。そんな異様な雰囲気の中、言いくるめちゃえば最後まで出来たと思うもん。自分の欲求を優先せずに、女性のこと大事にしたのは、結果的に理央を大事にしたってことでしょう。あたしには出来ない。ーー出来なかった」

隼人は、何を言っているのか、と一瞬思ったが、思い出す。
避妊せずに、理央の逸物を無理やり挿入させたことを。
言っておいて、佳織はかなり切なそうな顔をしている。

「今日は我々、理央が大好きだってことを確認する会ですね」

切ない思いを払拭させるように、隼人はフッと自嘲気味に笑って言った。

「ん、ホント……。というか、武島くん、あの人とエッチなことしちゃったってことでしょ?それはそれで、ちょっと見てみたい。挿入は許さないけど、ギリギリのことは許すなんて。そんないやらしいタイプには見えないもの」

隼人は佳織の物言いにきょとん、とした表情を浮かべる。
そして数秒考えたあと、意味がわかって、思わず変な声を出した。

「ぅ、えっ……何でわかっ……。え…?!」

「ねぇ、あんな清潔感の塊ですって真面目なかたが、理央にオマ×コ突かれて、どんな風に乱れるの……?体もあんなに細いのに、理央のおっきいオチ×チン、咥えこんじゃうなんて……考えただけで変な気持ちになる」

ふふっ、と笑って、隼人の唇を人差し指で佳織が撫でる。

「また、エッチな気持ちになってきちゃった……。武島くん、彼女の代わりに、あたしのことめちゃくちゃにして?」

艶っぽい表情に、ごくり、と思わず隼人は唾を飲み込んだ。
そして佳織の体をまた、ベッドに沈めたのだった。


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