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ロスト・マイ
【ファンタジー 官能小説】

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ロスト・マイ-11

しばらくした頃のことです。タイトが待ち伏せしていました。
「お前に言いたいことがある」あたしの腕を引っ張って公園に連れて行きます。
人気のない所だったら逃げたのですが、まばらではありますが通行人やのんびりと遊んでいる人影があったので、いっしょに道端のベンチに座りました。
この前のことだったらもう許す気はありませんでしたが、話があるなら聞いてやろうと思ったのです。
「おまえ、こんなことができるのを知ってるか」訳の分からないことを言い始めます。
タイトは立ち上がると歩いてきた二人連れの前に立ちます。
これからテニスにでも行くところなのでしょう。
「止まれ」タイトが変な喋り方をします
二人は目の前に壁が現れたかのように立ち止まりました。そして動きません。
自分たちでも何が起こっているのか分からない様子で、目が泳いでいます。
「お前こいつが好きなのか?」女の後ろからタイトが肩に手を掛けます。
女は何度も瞬きをして顔を赤らめます。
「そうかでもまだ手を握ったこともないんだな」
かすかにうつむきました。
「じゃあ俺が協力してやるよ」ジャージの上から女の胸を揉み始めます。
女がやめてと言いたかっているのがわかります。でも口も動きません。
胸のチャックを開くとTシャツをブラごと持ち上げて、男友達に見せると、そのまま乳房を揉み始めました。
「さあ声を出していいんだぞ。この男が触ってくれてると思えばいいんだ」
女の目がくもって、声をあげはじめました。
男友達はびっくりしながら、それをただ見つめていました。
「やめなよ。何がしたいの」
「そういうなら止めてみろよ。止めないならそのまま見てろ」乳房をつまんで好きな男の方へ突き出させてみせます。
「おまえはどうだ、この女が好きか? あそこも見てみたいよな」 男を見て、女の短いスカート持ち上げると、フリルの付いたスコートをずらします。
女は暴れますが、みじろぐ程度にしかなりません。
派手なショーツもつかんで、いっしょにずらしていきました。
好きな男の前で、泣きそうな女の顔を見ながら、笑います。
「なあマイどうだ」
「どうしたのタイト、そんなやつじゃなかったでしょ。この前から変、悪魔にやられちゃったの?」
「お前が悪魔の何を知ってるんだ。それを話せ」手を離そうとしません。
やがて女の膝の力が抜けてしまいました。
崩れ落ちた女を見下ろし、 
「さあ、だれがやる」男に言いながら、自分がチャックを下ろし、ズボンおろしています。
股間のものが高く飛び出してきました。
「マイ、言う気になったか」
「あんた、ほんとに悪魔になっちゃったんだ」
「それなら俺にこんなことをさせてるおまえは何だ」女にのしかかります。
「お前が俺にさせてるんだぞ、どんな魔法を使った」
そこへ突き入れてしまいました。
女は歯を食いしばり、息を詰めてあえぎます。
「そんな使ってない。あたし魔法なんて知らないから」
「嘘をつけだれかに習っているはずだ」
乳房揉みしだき、「さあ、中に出されちまうぞ」腰の振りがどんどん速くなっていきます。
「許 し て」女のあえぎ声がそう聞こえます。
「本当に知らないの」 ≪クロにも聞かれた≫ でもそのことをこいつに言ってはいけない気がしました。
「ではなぜ呪文が唱えられた。どこで知った。歌の歌詞だなんてバカなこと言うんじゃないぞ」
やがてタイトの動きが止まりました。
女は裏返しになったカエルような恰好で、震えています。
タイトが立ち上がって振り返ります。股の、やつの汚れたものを怒らせて、「次はお前で聞いてやる」
「やだ」
「それなら次の通行人が犠牲者になるぞ」詰め寄ってきます。
「あんたおかしいよ」
「それなら祓ってくれ、除霊でも、退魔でも」
≪こいつ本当にイカレてしまったのかもしれない≫ 言ってることがバラバラです。
「そんなのどうすればいいのか、本当に知らないの」


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