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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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久しぶりの恋人@-5

時刻は十四時頃だった。

安物だが、普段は飲まないワインをリビングのローテーブルの上に置いて、スーパーで買った惣菜を並べる。

「何か作ってもいいかなって思ったけど。二人だしね」

「お金、払うよ?いくらだった?僕、急に泊めてもらってるし」

「ううん、いいよ。安いものだし。ゆっくりしよ?」

カチン、とグラスで乾杯をして、ワインを口に含むが、急に二人となると何を話していいかわからなかった。テレビもつけておらず、静寂な時間が流れていて、何となく気まずい。
そう思っていると、そっと理央が右手を腰に回してくる。

「昨日はありがとうございます。亨も、僕の自宅の方が近いんだから、そっちでいいのにね」

「うん、あんな佐藤くん見たことないからって心配してたの。そんなに飲んじゃうなんて、何かあったの?」

「いとこだって知らずに、勝手に亨に嫉妬して、あんなレイプまがいのことしたっていう自己嫌悪。あと、中村さんのこと好きだってわかっちゃったっていう恥ずかしさ。以上」

加奈子は予想外の回答に、恥ずかしくなって額を理央の肩につける。
シャワーを浴びたのだろう。ボディソープの香りと、さらにはいつもつけている香水の香りが鼻腔に漂う。

「自分のこと思ってくれて、自分も好きでっていう人と飲むお酒って美味しいね。本間さんとはさ……一緒にいられた時間はすごくどきどきしたけど、やっぱり辛かった」

「何が…辛かったの?」

理央は、去年の夏に、都内に異動になった隼人と佳織の自宅に行ったという話を語り出した
理央は自分の劣情を隠すのに必死な一方で、隼人は、佳織に接触するタイミングを狙っているようだったという。
佳織の息子もいたのだが、佳織の息子は外出してしまう。
なるべく、卑猥な雰囲気を作り出さないようにしているつもりだったが、理央は酔い伏してしまいーー

「隼人、僕が寝たすきに、僕がいるのに……ソファーに本間さんののと、押し倒したんだ。僕、実は起きてたんだよね」

加奈子のワイングラスは空になっていたが、頭を肩に乗せたまま、理央の話を聞いている。


ーーだ、ダメ……。ねえ、したくないわけじゃ……ないの、お願い……寝室に……。
ーーしたいんだ。理央がいるのに俺の欲しくなってる?



「隼人としたくないわけじゃないから、せめて寝室でってって本間さんは言うのに、隼人はやめなくて。そのうち、本間さんも抵抗しなくなって、気持ちよさそうな声出して。しかも、二人の会話聞いてたら普段からヤリまくってることがわかって悲しくなった。本間さんが隼人にめちゃくちゃにされながら、いやらしい声出してるの聞きたいって思いつつ、でもやっぱり聞きたくなかった。ーーごめんなさい。こんな話」

「ううん。聞いたの、あたしの方よ」

加奈子は首を振り、自らのグラスと理央のグラスに、ワインを注いだ。そして、理央の箸で目の前のローストビーフを一切れ取ると、理央の口元まで持っていく。
理央は思わず口を開けて、それを食べた。

「食べながら飲まないと、また昨日みたいに酔うよ?」

クスッと加奈子が笑う。


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