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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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久しぶりの恋人@-4

「予定があったり、中村さんが一人でいたかったりするなら、帰るけど。そうじゃないなら、一緒に過ごしたいな」

理央はスマートフォンを伏せてローテーブルの上に置くと、キッチンの辺りに立つ加奈子に笑いかける。

「ん………わかった。もう、いとこにお膳立てされるあたしって……」

顔を真っ赤にしながら理央の座る横まで行って、腰を下ろす。
理央はそっと、右手を加奈子の腰に回した。

「感謝しないとな……亨に」

体のラインを確かめるようにウエストの辺りを撫でたかと思うと、ジーンズに包まれた臀部に手を置く。

「今日……泊まってく?」

加奈子は潤んだ目で、理央を見ながら言った。
先程まで、家に送ることを提案していたのに。理央にこんなふうにされたら自制が効かなくなってしまう。

「嫌じゃない?」

「ん……佐藤くんと、ゆっくりしたい」

加奈子は理央の背中に左手を這わせて、理央を愛おしく思いながら撫でた。






一旦理央を自宅まで送った。
着替えなど、加奈子の家に置いておきたいものがあれば持ってきたらいいと、提案したのだった。
準備をさせている間、加奈子は二人で食べる食事の買い物をしに、大型スーパーに出かける。
一度家に理央が泊まっているとはいえ、男性と付き合うなど久しぶりで、ましてやーー亨によれば「天下のヤリチン」。


(まあ、わかるけど?!すごく……気持ちいいし……優しいし)


加奈子は買い物かごを持ちながら、昨夜の情事を思い出して思わず自らの腹部を押さえる。
ずくん、と子宮が疼いてしまったからだった。

買い物を終え、理央をピックアップしに、再び会社近くの理央の自宅前を訪ねる。
黒のタートルネックに、革のジャケット。細身のスキニージーンズを履き、コンタクトはつけなかったのかメガネをかけている。
そんな理央を見て、やはり女性から声をかけられるのは当然だろうな、と思った。

加奈子は自宅に着くなり、外出前に回しておいた洗濯機から洗濯物を取り出して、リビングから出られるベランダに干していく。

「何か手伝う?」

理央に後ろから声をかけられた。

「ううん、大丈夫だよ。お客様だもん。って、お客様の前で洗濯物干すの、ダメか」

加奈子は笑って答えた。

「お客様じゃないでしょ〜。僕、この家に荷物置かせてもらう関係なのに?」

「ん……そっか。あたしもそう思ってるから、洗濯物、干しても大丈夫って思うのか。……あ、さすがに、下着は中に、リビングのカーテンレールに吊るしてるの……生活感あるけど、許してね?」

加奈子の自宅は、生活感があるとは言ってもかなり整頓されている。
あまり、加奈子自身荷物を置かない主義なのだろう。
男性の持ち物が一人分ないのだから、普通の家庭より荷物が少ないのは当然かもしれないが。

「気にしないよ。中村さんのパンツ見られるってことでしょ?」

「ちょ……、バカ」

そんなやりとりすら、加奈子にとっては愛おしかった。


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