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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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久しぶりの恋人@-3

「亨くん?おはよう」

スマートフォンを取って、サラサラの髪の間から機械を耳に押し当てる。

「ーー亨?」

酒焼けの声で、リビングの方から理央が問いかけた。
加奈子はちらりと理央に視線を向けて、こくんと頷く。

「うん、体調大丈夫そうよ。今起きたところ。ーーえっ……もう、やめてったら。そういうこと、亨くんに気にされるの嫌よ。大丈夫だから。うん」

数分通話したのち、加奈子が電話を切ったときには、柚木はダイニングテーブルの所定の位置に座って、母親の電話が終わるのを待っていた。
加奈子は柚木の方を見ると、口を開く。

「亨くんが今日泊まりに来ないか?ってさ。柚木、昨日宿題終わってたよね?今日明日、お友達のところとか、行く予定なければだけど、どうする?」

「え!行きたい!」

柚木がぱぁっと顔を明るくして答えた。亨は独身だが、実家を出て一人暮らしをしている。
柚木も懐いており、亨のところなら安心だ。
それにーー

(何よ……「今起きたところ」なら変なことされてないよねって……そんなこと気にしてるくせに……あたし、いとこにお膳立てされたわけ……?)

もじもじしながら、亨に「今日柚木、大丈夫だって。何時に来る?」と連絡を送信した。

三人で朝食を取ったあと、十時頃になって、亨が迎えに来る。
柚木は既に外に出ていて、亨の車の前で待っている。
玄関で、加奈子が着替えなどの入った手提げ袋を亨に手渡すと、にかっと亨は笑った。

「天下のヤリチンだけど、きっと加奈ちゃんのこと大好きだから」

ぼそっと、加奈子は耳打ちされた。

「や、やめてってたら、もう……。職場も同じなのに、からかわないで」

「からかってないよ、イイヤツだから。これは本当。俺、加奈ちゃんと佐藤が付き合ったらめっちゃ嬉しい」

「んん……もう。まだ、言うつもり、なかったのに。つ、付き合うことになったからっ……」

「え!マジ。マジかあ」

亨はにやにやしながら、顎をさする仕草をした。
奥に理央がいるからなのか、また、加奈子の耳元に唇を寄せる。

「あいつ、バーで女の子口説くの見たことあるんだけど、一回持ち帰って、そのあと女の子に誘われても見向きもしない本当にヤリチンなの。他の女抱けるから、その女の子じゃなくても余裕なわけでしょ。
そう考えたら、やっぱり加奈ちゃんのこと、マジだわ」

「ば、ばかっ。亨くん……!」

顔を真っ赤にして、亨の体を突き放す。

「大事にしてくれると思うよ。本当に」

そう言って、亨は玄関のドアを開けて、外に出ていった。
加奈子は、顔が熱いまま、内鍵を締めてリビングの方へと戻る。

「ど……どうしようか、佐藤くん。おうち、送ろうか?体調とか……どう?」

リビングのローテーブルの前で、体育座りのような格好をしてスマートフォンを眺める理央に向かって言った。
亨は、理央と自分を二人きりにさせたかったのだろう。
だが改めて、そんなことをされると……しかもいとこに……どうしても、理央に対して不自然な態度を取ってしまう。
本当は、二人でいたいのに。


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