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美少女秘密倶楽部
【痴漢/痴女 官能小説】

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美女の勧誘-1

土曜日 G町、銀町ビル、最上階の20階、カフェ・デオール
フリルのついたTシャツにカーディガンを羽織りタイトスカートを履いたシンプルなコーディネートの鈴香は、指定されたカフェのテーブル席に座っていた。案内された席は1番奥の席で、他にも空いている席はあったのに何故この席なのか普通は疑問に思うのだが、鈴香の頭の中はそれどころではなかった。
時計を見ると10時50分だった。時間が経てば経つほど不安が募ってくる。
前の晩は一向に眠れなかった。考えれば考えるほどよくない状況を想像してしまう。杞憂に終わるかもしれないが最悪の状況になるかもしれない。両親と妹のことを思うと一体自分はどうなってしまうのか、盗撮写真まで送ってきた相手なのだから金銭を脅迫されるかもしれない、いやもしかしたら自分の体を使い売春紛いな事までされるかも、などといっぱいいっぱいになっていた。
注文したアイスティーも最初に一口付けただけであとは手付かず。俯きながら両手を机の下に隠し、指をくるくると回しながら不安を紛らわせる。1分経つ毎に彼女のソワソワは激しさを増していった。
だから自分の席に近づく人物にも全く気づかなかった。
「お待たせ」
女の声がした。鈴香が顔を上げるとそこにいたのは、
「来てくれると思ったわ。はじめまして・・・ではなく、お久しぶりの方かしらね」
健康的な褐色肌。長い髪。少しのメイクでも見映えする整った顔立ち、女性にしては高い170はありそうな身長、そして黒いスーツの上からでもわかる大きく膨らんだ胸。
1ヶ月前、近所の公園で野外セックスに耽っていた女がそこに立っていた。
「あ、あなたは・・」
驚く鈴香を見定める様に女は反対側の席に座ると、店員にアイスコーヒーを注文した。
「まずは来てくれてありがとう。と言っても、必ず来るとは思っ・・・」
「あ、あの!!!」
女の言葉を遮る様に鈴香が口を挟む。
「わ、私はどうなっても構いません。でも、でも、どうか家にはこの事は内緒にしてください。お金なら今はないけど将来絶対払いますから、・・うちには妹もいるし、もしバラされたらパパもママにも迷惑が・・」
途中から涙目になりながらもしどろもどろに言葉を繋ぐ。だが鈴香の態度にむしろ女が焦り始めた。
「ち、ちょっと急にどうしたのよ?落ち着いて。・・あぁ例の写真ね。そうね、あんな写真送ったらそれは脅迫とかゆすりって思われても仕方ないわね。その件に関してはまずは謝るわ。ごめんなさい」
申し訳なさそうに頭をさげ謝罪する女。それを見た鈴香は予想とは違う展開に少し落ち着きを取り戻した。


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