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オンナ狂 神谷鉄平
【OL/お姉さん 官能小説】

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ヤリまくり伝説-2

「会社に入って一年ぐらいは普通に仕事してたんだよねー。真面目に客と一緒にアパートやマンションを見に行って。俺、口が上手いからどんどん契約げ取れてさー。事務員ともヤレたし、女欲しければナンパしに行けばヤレたから、どんな可愛い客でも、別に仕事中にしなくてもなーって思ってて、客に手を出すのはしなかったんだよね。客だって一番の目的は部屋だし、まぁ期待を抱く子はいたんだろうけど、頭の中では現実的じゃないってのが来るだろうから、契約しました、ありがとうございます、で終わるよね、たいてい。でもさぁ、ある時30歳ぐらいの夫婦がマンション探しに来てさぁ、まーあちこち回ってようやく気に入った物件を見つけて、ここにするって仮契約したんだよ。後は日を改めて契約を交わすだけって感じで、俺も一安心してたんだよね。そしたらさー、奥さんの方が、ちょっと部屋で気になるトコがあるから確認したいと言って来て、1人で来たんだよ。今考えれば初めから俺とヤリたかったんだろうな。その奥さん、妙に色気があってさ、もう少ししたら完全に美魔女になんだろうな的ないい女でさー、夏だったんだけど、ノースリーブのニットに黒のレザーのミニスカートで生脚でやって来たんだよ。なんかムラムラするような香水つけてさー。事務所に来て車に載せてマンションまで行ったんだけど、さすがにムラムラしちゃったよね。でも客とヤルつもりはなかったから、取り敢えずこのムラムラは帰ってから誰かで発散しよって思ってたんだよ。で、マンションについて部屋に入ったんだけど…」

…………

あの日鉄平とその客、倉田麻里子を乗せ、仮契約したマンションへと向かった。駐車場に停め車を降りた。
「いっやー、熱いっスねぇ…」
「そうね。でも私、暑いの、好きよ?汗かくの嫌いじゃないわ?」
「そうなんですか?」
「ええ。ただ寒いのが苦手で。だから冬にも日差しが入る物件を探してたの。」
「そうなんですね。ここなら日当たりもいいし、物件は15階だから日差しが遮られる事もないし、冬でも温かいですからね!」
「うん。会社からも近いし、ショッピングモールもあるから便利。いい物件あって良かったわ。」
「会社勤めされてるんですか?」
「ええ。すぐ近くのシルキースキンって言うエステ店を経営してるの。」
「えっ?マジっすか!?社長さん??」
「ンフッ、一応ね。」
「そうなんですね。通りでワンランク上感がすると思いましたよ!」
「ヤダっ、お上手なんだから♪」
「ハハハ!」
旦那と一緒に来た時は少し不機嫌そうに見えて口数も少なかった麻里子だが、人が変わったかのように社交的に話しながらエレベーターで15階に向かうのであった。


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