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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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屠畜-2



『……なあ、やっぱり報道記者って仕事は忙しいんだろうなあ?他人のケツばかり追いかけてっからよお、肝心の自分の身体がどんな≠ネのか気づく暇も無えんだろ……ククッ……可哀想になあ』

「な、なによ…!?今度は何なのよおッ!?」


目配せをされた田中と吉田が、ドアの向こうからホワイトボードのような物を運んできた。
キャスター付きのスタンドにはやたらと光を反射する巨大なアクリルボードが備わっており、それは風花と彩花の間を遮断した。
奇妙な反射板……それは彩花の身体を照らす照明が消されると、その正体を現した……風花の狼狽えた様は風花自身の肉眼で捉えられる……そのアクリルボードはマジックミラーだったのだ……。


(か、鏡ッ!?わたッ…私が映ってるうッッ!)


曝されたブラジャーに、横皺が走るまでに曲げられた腹部。
Vの字に開かれた脚に突き出された尻。
そして悪目立ちする盛り上がった股間。
自分の周囲に乱立するカメラの数の多さにも改めて気づかされ、背後に回り込む二人の男の姿すらそのままで視認出来る。


(あんな所から私を…ッッ!?)


マジックミラーの下に、カメラマンの脚が見えていた。
間違いなくあの向こう側から、真正面にカメラを構えて撮影をしている。
物陰から怪しげな眼差しで覗かれている≠ニいう感覚は、全身がゾゾッ……と震えてしまう程の気味の悪さに満ち満ちていた。


『クククッ……鏡に恥ずかし〜い格好した風花ちゃんが映ってるぜえ?ククッ!弄り回される自分の姿を見ながら姦される気分はどうですかあ?』

「ッ〜〜〜〜!!!」


鈴木は風花が使っていたボイスレコーダーを、眼前のだらしない股間の至近距離に突きつけた。
女性の陰部を〈下の口〉と蔑称したりもするが、この侮辱的な《インタビュー》は風花の羞恥心を著しく煽り、それと同時に報道記者の肩書きすらも冒涜するものだ。


『その涙の意味はなんですかあ?ヒヒッ!?お顔も真っ赤で痛々しいんですけれどぉ』

『風花ちゃんが捕まえたかったレイプ愛好者に好き放題されるワケですが、やっぱり悔しいんでしょうかあ?』

「う…るさいぃッ!!こ、このぉッッ!黙れえッ!!」

『そんな答えじゃ記事にならねえなあ。怒鳴って誤魔化さないで、きちんと答えろよ』


田中と吉田の眼下には、しっかりとブラジャーに寄せ上げられた滑らかな乳房と、ツンツンと毛先を突き出すモッコリした股布がある。
前歯が打ち鳴らすカチカチという音は止まず、ボイスレコーダーを差し出している鈴木の右隣に伊藤がしゃがむと、その音は歯軋りへと変わっていった。


『オマンコってだけで興味がそそられるってのに、風花ちゃんのコレ≠ニきたらよお……クククッ!生まれた時からモリマンかあ?いつからこんなに毛が生え……』

「煩いいぃッ!!んぎッ!ふひぃッ!煩いって言ってんのよ黙れえッ!!」

『イッヒヒ!レイプ魔から逆インタビューされるのはお気に召しませんかあ?じゃあクソ穴で屁ぇコイてブーイングでもしてみろぉ。そっちの方がらしい≠コえ?』


穿いたパンティすらも《恥部》へと変える無様な股間をスラックスで隠しながら、風花は肩で風を切りながら颯爽と歩き、「私は報道記者なの」と朝っぱらから意気揚々と活動をしていた。
それは〈臭いモノに蓋をする〉という安易な手法で上っ面だけ装ったものであり、その程度の知能しか持ち合わせてないクセに、取ってつけたような正義感を振り翳すとは片腹痛い。



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