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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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社会に巣食うゴミ共-1




まだ朝靄の残る時刻。
昨晩から出されていたゴミ袋を数羽のカラスが漁り、その側を通る人々の列は、その迷惑な羽音を無視して銀色の駅へと向かっている。
すでにホームにはたくさんの人々が並び、入ってきた色の煤けた電車に吸い込まれていく。
灰色のスーツ姿の者もいれば、紺色のブレザーの制服を着た学生もいる。
平日のラッシュ時の、いつもの光景である……。



「………」


この満員電車に乗った少女は吊革に捕まって無言を貫いていた。
ショートカットの丸顔で、着ている青いブレザーは三つほど先の駅の付近にある偏差値の高い高校の制服だ。
その少女は、密集している男性の乗客達にスッポリと埋もれるほどに背が低かった。
傍に友達の姿は見えず、どうやら一人で通学しているようだ。


(……!?)


不意に腰の辺りに何かが触れた気がした。
これだけ満員なら、少しくらい他人の鞄か何かが当たってもおかしくはない……そう思うが早いか、その当たっているモノはスルスルと円を描いて動き始めた……。



(これって……ち、痴漢ッ!?)


この満員電車で通学を始めて二ヶ月目。
初めての痴漢との遭遇に少女は慄くも、なんとか数人の間をすり抜けて場所を変え、尻を鞄で守りながら改めて吊革を握りしめる。


(嘘ッ!?こ…ここにも…ッ!)


やっとの思いで逃げたはずのその先でも、少女の尻に触れてくるモノが居た。
それは鞄などではなく、明らかに人の手だった。
追いかけてくる気配すらなかったのに、またもや痴漢に襲われている。
誰も彼もが痴漢師に思え、もうこの車内に逃げ場はないのかもと錯覚をおこす……恐怖に竦み上がる少女は指を目一杯に広げた掌で尻の丸みを楽しまれ、ギュッと鞄を握る指すらも、まるで擽るようにサワサワと触られていた。


(だ…誰なの?誰が触ってきてるのッ?)


どんな奴が痴漢をしているのか、その顔を見てやろうかと少女は思ったが、やはり怖くて顔をあげられなかった。
この手を掴んで「痴漢です!」とも叫べず、意を決してこの場から逃げようとしても、既にスカートのウエストベルトに指を入れられる形で痴漢師に掴まれてしまっていた。


(ちょッッッ!?う、嘘!嘘よぉッ!)


俯いて下を向いている視界に、今の今まで無かったスニーカーが現れた。
その直後、触ってくる掌の数がいきなり増えた。
下半身に触れてくる掌が四つ……痴漢師の人数は少なくとも二人だろうし、もしかしたら四人もの痴漢達に囲まれてしまったのかもしれない……。


(やめてッ!イヤよ、やめてえッ!)



吊革を放した右手で群がってくる手を振り払い、鞄を盾にして必死に守っていても、腹を空かせた蛇のようにしつこい手はスカートの中までスルリと滑り込んできた。
内腿に張り付いた掌は滑らかな肌を摩りながらジワリと股間を目指して上り始め、尻肉の弾力を楽しむ掌は、パンティの足ぐりに指先を滑り込ませて大きな割れ目を狙わんとしていた。
その何れもが他人には触れさせた事のない無垢なる場所であり、少女は顔を真っ赤にさせながら身体を捩って懸命な抵抗を繰り返した。


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