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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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屠畜-3



「い"ぃ"ッッッ!?」


ボイスレコーダーの尖端で股布を小突くと、風花は喉をグギッと鳴らしながら股間を振り上げた。
両の手首と足首の位置が固定された吊り開脚の体位で抵抗を示せば、それはどうやっても股間を上方へ振り上げる動きにしかならないからだ。

しかし其れはあまりにも無様な体位へと、自分自身を追い詰める事でもある。
凝視してくる男の目に自分から股間を近づける動きでしかなく、しかも尻までもグイグイと突き上げて見せつけてしまうのだから。
逃走なのか媚態なのか分からぬ抵抗は風花の感情を手酷く揺さぶり、その破廉恥な自分の姿はしっかりと鏡に映し出されて網膜に焼きつく。


(あんな恰好してッ……い、イヤあッッ!)


風花は肌で感じていた。
新庄由芽を拉致した理由と、自分を拉致した理由は違う…と。

男共の仲間を警察に突き出した由芽は、身勝手な逆恨みから拉致された。

そこには男共への直接の脅威など無い。
しかし、風花の記者としての行動は紛れもなく《脅威》であり、それはDVDの購入者から見ても同じである。

いったいどんな凌辱が自分には加えられるのだろう……憎しみに満ちた悪虐な責め苦に曝されるであろう怖さは、それは《死》を目前にした恐怖に等しかった……。


(誰か…ッ!誰か早く此処を見つけて!)


あの街のどれかの防犯カメラに、今朝の拉致行為が映っていないだろうか……。
日下部が今の危機的な状況に、奇跡的にでも気づいてくれやしないだろうか……。

いや、映っていたとしても、気づいたとしても、短時間でこの場所を特定するなど出来るはずがない。
絶対に許す事の出来ない卑劣な撮影は、きっと無事≠ノ終わってしまう……。


「んぎッ!!さッ触るなッッ…!!はぎ…ッ!ふぎッ!?し、しつこいぃッ!!」


苦しそうに丸められた背中をバネにした風花の身体は、グンッ!グンッ!と股間を上下に激しく振った。
持てる力を振り絞っての抵抗であるのは一目瞭然ではあるが、しかしながらタイミングが図りやすい跳躍では、悪意に満ちた悪戯を振り払うのは不可能であった。


「い"ッ…イヤあッ!?」


股間の前に並んでいる二人が、顔面を覆っているストッキングを捲りだし、口元から鼻先まで曝し出した。
よく見える鼻穴をわざとらしくヒクヒクと蠢かした二人は、風花の自らの股間への視姦の妨げにならぬよう、左右から顔を近づけてきた。


(私の匂いを…ッッ!?へッ変態ぃぃ!)


荒い鼻息が太腿や尻へと吹きかかってくる。
クンクンと鼻を鳴らし、ハアハアと上擦った息を吐き出す様は正に頭のイカれた異常者であり、例えソレが演技だとしても、その気持ち悪さは強烈だ。


「ぅあッ!?やめッ…さッ触るなあッ!!」


今度は背後に立つ二人が胸元に手を伸ばしてきた。
しっかりと喉元までタートルネックシャツを捲り上げた四個の手は、それぞれにブラジャーの肩紐を左右に引いて伸ばし、カップを中折りに仕舞い込んで乳房を掬い出した。


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