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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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屠畜-1



『もう撮影の邪魔をするヤツは居ねえぜ?ククク!風花ちゃん見ろよ、頼りの珍獣ブタキツネ≠ヘボケーッと突っ立ってるだけだしよお』


闘い続けた彩花は、もう完全に尽き果てていた。
夏美の仇を討とうとしながらも卑劣な縄技に自由を奪われ、仇敵に貞操を弄ばれた挙げ句に輪姦に斃れた。
息も絶え絶えになりながらも風花の悲鳴に再び立ち上がるも、もはや闘えない身体になっていた彩花は暴力に抗えず、可憐な美顔までも破壊され尽くして嘲笑のオブジェへと堕ちた。


「……な…なにを笑って…ッッ!」


あそこまでにされた彩花への侮辱発言に怒りを露わにするも、その刃の切先は、良心の呵責に苛まされている風花自身にも向けられる。

なんと言って詫びればいいのか、もう風花には思いつかない……。
昨日からの自分の行動は悪手の連続でしかなく、彩花の期待を裏切ったばかりか生き地獄の渦中へと突き落としてしまった。
いっそ死んで詫びようかと思いもしたが、それで彩花が解放されるわけでも、負わされた全ての傷が消え去るわけでもない。


「笑ってられるのも今だけよ!貴方達はもう《終わり》なんだからッ!」


随分と格好良いじゃあないか……。
説得力に欠ける精一杯の台詞を、男共は鼻で笑った。

自分達が犯した罪に心を傷める者も、不安に駆られる者も此処には居ない。
あの日、池野夏美という少女を生け贄として、弱い心を咀嚼して吐き捨てたからだ。

鈴木を筆頭にした姦獣の群れは、一匹≠煬けることなく未だ健在である。
夏美の親友を再起不能になるまで嬲り者にし、そして今は失踪事件を追っていた報道記者の風花を喰らわんとしている。
その次には担任の美人教師・浅井唯の女体を堪能する腹づもりだ。

《終わり》など有り得ない。

魅力溢れる女性に血の涙を流させ、喉が潰れるまで悲鳴をあげさせ、汗と蜜に滴る女肉を屠って得られる高揚に勝る快感など、この世には存在しないからだ。


『「終わり」だと?じゃあ……クククッ……後悔が残らねえように姦り尽くさなきゃなあ』

「……な、なによッ!?」


しゃがみ込んだ鈴木の目の前には、モリッと膨らんだ風花の股間がある。
真っ黒な縮れ毛がボサボサと足ぐりからはみ出し、盛りあがる股布からは貫通した毛先がプツプツと突き抜けていた。

母親である事を優先し、ある意味で《女》を捨てた川上雪絵の股間のようにだらしなく、或いは鍛練を重ねて[最強]と呼ばれるまでになった奥村かずさのような、野生味たっぷりな股座だ。


「ひぅッ…い"ッ!?じ、ジロジロと…ッ……みッ…見るなッッッ」


引き攣った声が放たれる方へ、鈴木の視線は向けられた。
磔状態の風花はキュッと眉間に皺を寄せ、切迫感を纏わせた眉毛は、なだらかなハの字を描いている。
鼻の穴はヒクヒクと動いて鼻水を啜り、薄い唇の隙間から覗く真っ白な歯はカチカチと打ち鳴らされていた。

押し潰されそうな恐怖を感じているのは勿論、それを上回る羞恥≠ノ苦しめられているとその表情から伺えた。

それはそうだろう。
風花に一目惚れした男共のうちの誰が、こんな巨大な秘肉とモジャモジャな剛毛を想像しただろう。
〈恥部〉の名称に偽らぬ恥ずかしい股間……沸騰する好奇心は男共だけではなく、めでたく完成となったDVDを観ているお客様も抱いてくれるに違いない……。



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