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初めてはふたとおり
【ショタ 官能小説】

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秘戯が招く秘戯-2


   ▽

 それからしばらくして土曜日のお昼まえ。
 インターホンが鳴って、届けものが来たと思ったアタシはモニターを見ずに玄関ドアを開けてしまった。
 (ありゃ?)
 そこに立ってたのはリョウくんだった。

 「ショウと何か……」アタシは言った。「約束してたのかな。アタシ、うっかり知り合いの家へお使いに出したんだけど。」

 「そうなんですか……別に」リョウくんは言った。「約束とかはなかったんだけど、ちょっと来ただけで……」
 それを聞いてアタシはリョウくんの手をとって、家の中に引きこんだ。

 リョウくんは驚いてアタシを見てる。アタシはリョウくんを壁に押さえこんで言った。
 「フェラチオしに来たの?」
 リョウくんは唇を固く閉めた。アタシは続けて言った。
 「アタシの可愛い子どもに、ナニしてくれてるのよ。」

 言った直後にマズいと思った。ただアタシが主導権とりたかっただけで、リョウくんをおびえさせようという気は全然なかったんだ。
 アタシは涙目になりかけたリョウくんを抱きよせた。

 「いや、あの……リョウくんがショウを愛してくれてるのはうれしいのよ。あのね……」アタシは話題の転換をはかった。「フェラチオは、どういうきっかけで覚えたの?」

 リョウくんは答えた「n中さんのころ、近所にいたオジサンにチンポ舐めさせられたんです……」
 ヤバい。いけない記憶を呼びおこしてしまった。
 でももうここで止めりられない。私はとりあえず言った。
 「イヤ……だったでしょ?」
 「イヤでした。」ああ、ダメだ。何やってるんだろ。アタシどんどんリョウくんの記憶を責めていく。
 「オシッコ出てくる所だし、出てきた白いオシッコは飲めって命令されるし、それに……」
 リョウくんはアタシに寄りかかって言った。「オジサンが連れてくる仲間のチンポも舐めろって言われたし……」
 うわ、リョウくんがこんなこと話すなんて思わなかった。
 「でも……ね。」リョウくんが続けた。「一年くらいしたら、その人いなくなったんです。そしたら、……」
 リョウくんはちょっと微笑みを浮かべた。「学校で仲良くなった男の子のチンポ、舐めてあげたいって思うようになったんです。」

 アタシは大変なことを話させてしまったと思った。
 とにかくリョウくんの言葉を止めようと、リョウくんを床に押さえこんで、下半身をひん剥いた。

 あらわになったリョウくんのチンポ。私はそのあどけないいちもつをクチに含んでやった。
 アタシの口腔で固くなったチンポだけど、その内側を広げるほどの規模じゃないな……なんて思ったとたん、それはアタシの口腔に熱い粘液を放った。

 「す、すごい……」リョウくんは天井を見つめた。「これが、これがフェラチオなんですね…… は、初めてだ……」
 (え?)意外だった。
 アタシはショウのほうも、リョウくんのチンポを舐めているのだと思っていたんだ。
 その思い込みが、リョウくんへの怒りに変わっていたんだ。

 「リョウくん……」
 アタシは、天井を見つめるリョウくんの顔の上にまたがった。
 
 
 
 


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