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【OL/お姉さん 官能小説】

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アプローチ-1

大学を卒業し 入社した時の上司が高島だった

飯田君 君は上司とすれ違う時 礼もしないのかね
紗那が 振り向くと 山田課長が 嫌味な目で言って来た
済みません 
近頃の 新入社員は 挨拶も碌に出来ないな ゆとり世代か
課長何か
高島 しっかりこいつの教育しろよ 俺とすれ違う時 礼もしないぞ 
課長 昨日贔屓のチームが負けたのを 八つ当たりですか 大人げない
飯田さん 行こう 仕事仕事
有難う御座います 
良いんだ 山田課長 野球が好きで 贔屓のチームが負けると 機嫌悪くして
八つ当たり するんで有名なんだ とばっちり 気にしない

些細な事だったが この日から紗那の目は 高島を追うように成って居た
課長 終わりましたね 打ち上げしましょう 
川口 お前何かに付け 飲み会だな 
課長 嫌いですか  
嫌いじゃ無い 皆 行こうか 

飲み会の席では 段々と下ネタに変わって行く
飯田さん 彼氏は
居ませんよ
八木さんは デートの時は 勝負下着付けるの
女に 聞かないの
男は 興味有るんだよ ネ 課長
私は 興味無いね 
エーー 嘘っぽい
私は 包装紙より 中身 
爆笑の中 お開きと成り解散と成った 駅に歩いていると前を高島が歩いていた
課長 高島に腕を絡めながら 一緒に帰りましょう それか何処か連れて行ってくれます 
高島が 立ち止まり 少し飲もうか と路地に入って行った
路地裏の 小さな扉を開けると カウンターだけの店内に マスターがグラスを磨いていた
お久  
暫くぶりですね 可愛い娘連れて 恋人
だったらよいけど マスター 何時もの 飯田さんは
同じので 
マスター 水割りにしてあげて
ここ 良くいらっしゃるんですか 
学生の頃からだから長いかな 私の隠れ家
紗那は 出された水割りを飲みながら 棚に並べられたボトルを眺めていた 
彼氏居ないって 何時別れたの
卒業した時です
今年か 寂しくない
しょうがないんです 彼田舎に帰ったから
付いて行かなかったの
彼が 望まなかったから 諦めたんです
帰ろうか 2杯目を飲み終わると 高島は立ち上がり 紗那も後を追い 
駅まで 腕を絡ませて歩いていた 改札を抜けると 
気を付けて 手を振りながら帰る後ろ姿を 紗那は見つめ溜息を付いていた
週末 バーベキュウしません 
川口 お前飲み会は 熱心だな
課長は 嫌いですか
嫌いじゃ無い 皆 行くか

課長 お子さん連れて来たんですか
たまには 子供サービス
お幾つです
碧 幾つ  
三歳か 偉い 
課長 お子さん見てますから どうぞ
飯田さん 有難う 少し食べて来るね
川べりで遊んでいた 碧が疲れて 紗那の腕の中で眠り始めた
飯田さん 有難う 飯田さんは 食べたの?
食べましたよ お腹いっぱい 子供好きだから でも寝ちゃいましたけど
高島が 子供を受け取ろうとするのを
良いです もう少し寝せてあげてください 膝の上で碧はすやすやと寝ていた
可愛いですね
可愛いよ 仕事で余り構って上げられないから こんな時しか出来ないからね
私も 子供欲しいな 
飯田さんの 子供なら 可愛い子が生まれそうだね
そうですね その前に彼氏作らないと 課長彼氏に成って呉れます
・・・・・・・・
手が差し伸べられ 子供を抱き上げ高島は自分の車に 子供を連れ去って行った
(言っちゃた)

仕事中 時折高島の目が紗那を見る様に成って来た
ある日 駅に向かって歩いていると 前を高島の姿を見て駆け寄った
お帰りですか
お疲れ
何処か 行きたいな
食事するか
良いんですか ご馳走様
素敵な お店ですね
嫌いな物有る
特には 無いです
この ワイン美味しい
ご馳走様でした 帰るんですか もう少し居たいな



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