エピローグ-1
ホームに 電車が入って来た
傍に行きたいと思いながら 隣のドアから乗り込み
和也を 見つめていた つり革につかまりながら
和也は携帯の画面を見つめている
昔と 変わってないな・・・
声 聞きたいな・・・
話 してみたいな・・・
別れた後の事 伝えたいな・・・
今 幸せだよ 貴方に伝えたい
紗那は 見つめ続けて居た
乗り換えの駅に着き ドアを出る 和也も降りてきた
紗那は和也に背を向け 愛する家族の許へと 歩き出していた