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代車
【OL/お姉さん 官能小説】

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別れのメッセージ-1

駐車場に車を止め坂道をバケツを持った琴音と登り二階堂家の呼び鈴を押した 
ドアが開き中年の女性が開け
大きな声を上げ
家から主人と夫人が出て来て
琴音に駆け寄り抱き上げ 
渡部が帰ろうとドアに向かった時

「昭則兄さんですか?」渡部は振り返らなかった

「兄さん琴音は大事に育てます 安心してください」
和則は 重ねて言って来た 

渡部は頷き振り返らずドアを出て後ろ向きにドアを閉め 
ドアの締まる音が聞こえた時
渡部の頬を涙が流れ落ちた 

渡部が歩き出した時
渡部の周りを屈強な4人の男が囲み 

一人が手帳を出し

「署へ同行願います」
と渡部を囲む様に
近くに止めて有った覆面パトカーに乗せられ 
警察署へと連行され取調室に座らされ 
事情を聞かれた

渡部は琴音と潮干狩りに行っただけと言うと 
幼女誘拐だ身代金は お前琴音ちゃんに変な事したろ
ロリコンと罵倒され

1時間程立つとドアが開き釈放だと刑事がドアの前に立った 
警察の玄関を出た処で 身だしなみの良いスーツを着た男が
渡部を迎え手を差し伸べて来た
渡部がその手を握り返し

「手数掛けたな天野」と握った手に力を入れる
天野は渡部をいぶかしげに見ながら

「お前からメール来た時誰かの悪戯と思ったよ」 

「俺たちしか知らない事書かれてたけど絶対悪戯だと信じた」

「お前に指示された事やってる時も誰の悪戯と思いながらやってたんだ」 

「探偵にお前の後付けさせてたの知ってたよな?」
渡部が頷いた 

「有るんだな」天野は呟き車に渡部を乗せ渡部が止めた車まで渡部を送り
渡部が車に乗り込もうとすると

「お前この車まだ乗ってたのか?」と渡部を見た渡部が頷くと 

「金有難うなおかげで独立出来る頼まれた事任せて
 確実に責任もってやるから」と渡部に言った 

渡部は天野の傍により天野をハグをして 
天野の耳元で頼むと一言言い
車を自宅へ走らせた 

その夜渡部はブランデーを飲みながら
深夜までパソコンに何か打ち続けていた

月曜6時に渡部は目覚めるとコーヒーを入れながら自身の違和感の
原因を探りながら
コーヒーを口に運び画面を漫然と見ていた 到着メールを開くと 
自分に宛てたメールだった 

文面を読み出し渡部の目に涙が溢れ読み終わった時には机に
涙が丸く広がり部屋の灯りを映していた


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