投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

代車
【OL/お姉さん 官能小説】

代車の最初へ 代車 25 代車 27 代車の最後へ

出会い-1

日曜の朝渡部は先週と同じ場所にたたずんでいた 一軒の家から四歳位の女の子が出てきた
後を中年の女性が出て来て手を繋ぎ公園へと向かった 渡部も後を付き公園のベンチに座り
女の子の遊ぶ姿を 眺めていた 女の子が女性に手を引かれ 家路に向かうと 
渡部は自宅へと車を走らせ昼から街中の不動産会社を回り 何件かの物件を紹介され
一つをその日のうちに契約していた

月曜日 出社すると宮崎が何時もの顔で

「お早うと」声を掛けて来て 渡部も「お早うございます」と変わらず返す
何時もの様に業務が流れ 火曜の昼過ぎに渡部は前田の席に立ち
明日また午後に成ると申し出た
前田は 解ったと返事をするだけで 特に気にする事も無くデスクの書類の整理をしていた
渡部に電話と言われ 取り上げると 田代京子と名乗る 事故の相手だと言って来た 
事故の事でお詫びしたいと
渡部が保険会社が動いてるから気にしないでと伝えると どうしてもと言い募る 
土曜の11時の約束で電話を切った

水曜日 渡部は証券会社に10時に入って行った 担当の女子社員が座り渡部は
3銘柄1000株づつ オーダーした手続きが終わり 渡部が立とうとした時 
女子社員が渡部様と声を掛けてきた 
胸に 松本真由美とネームプレートが光る 渡部が座りなおすと 

「渡部様私を500万で買っていただけませんか?」 と思いつめた顔で言ってきた
渡部は 真由美の顔を見て 

「貴方の何時も使ってるキャッシュカード見せてくれる」と言うと 
真由美はが奥に消えカードを渡部に手渡した 
渡部はカードを確認すると携帯を取り出し操作を終え 

「松本さん確認して今日は何時まで?」

「五時半に終わります」 
渡部は六時半に何時ものホテルのレストランに来るように言い 店を出て
午前中家電量販店に 立ち寄り幾つかの家電を
新しいマンションに設置してもらうよう頼んだ
家具などは 日曜の契約後 家具屋に足を運び今週末には 住めるように手配していた

午後に出社すると 前田が一人単身者が来るので 部屋を探さないとという 
渡部が今の自分の部屋が空くと言うと
その部屋 退去手続きしないで 単身者に回せと ほっとした顔で言って来た

渡部がレストランに入ると 紺のビジネススーツの真由美が緊張した顔で座ってるのが見え 
真由美の前に座ると

「今日は ありがとうございました」 頭を下げてきた 
渡部はメニューを開きながら 

「食事しよう嫌いな物有るの?」と聞くと

「お任せします」と真由美は小さく答え
渡部が手を上げワインと料理をオーダーして 

「ワインは?大丈夫」と聞くと

「余り飲めませんが 飲みます」と思いつめた表情で渡部を見つめてきた 

「グラスは一つでこちらはソフトドリンク」をとオーダーし
食事を始め 真由美は緊張しているのか固い表情で食事をしている 
渡部は赤ワインを飲みながら 真由美をじっと見つめ何もしゃべらず食事が終わった 

「行こうか」 渡部が立ち上がり声を掛けると 真由美は思い切った様に立ち上がり
渡部の後を付いて 部屋に入って来た 部屋の中央に立ち渡部を見る 
渡部はソファに腰を降ろすと真由美に 

「脱いで貰えるかな?」と声を掛け 明るい部屋の中 少しの躊躇の後で真由美は紺のスーツを脱ぎ足の間を手で隠しながら全裸を明かりの中に晒した 

「有難う綺麗な体だね」 渡部は言うとガウンを手渡した 
真由美がほっとした表情を浮かべガウンに手を通す
渡部の前に座る様に促され腰掛け 渡部はブランデーを口に運びながら真由美をじっと見ていた
沈黙を真由美が破った 

「期間はどれぐらですか? 一年?二年?それとも渡部様が飽きるまでですか?」
渡部は何も言わず真由美を見続けた

「私 一生でも良いと思って今日渡部様にお願いしたんです 
 渡部様がお帰りに成った後確認したら銀行に入っていました 
 有難うございます申し訳ありませんが 処女では無いです 今25歳です 
 お望み通り致しますと」一気に話した
渡部は真由美を見ながら 少しの間沈黙し口を開いた 

「今夜一緒に居て呉れたら良い 望みはかなったから」 真由美が怪訝な顔をする

「二年前君を見た時 好きになったんだ その時は 結婚して娘も二歳だった 
 可愛い娘だなと君を見ていた 妻を愛していたが 
 独身だったら良かったと心底思った私はそれを心に封印していたんだ」
(俺独身だけど)

「お会いしたこと ございましたか?」と真由美は首を傾げた 

「今奥様は?」

「去年 白血病で死んだ 妻と約束したんだ 娘を守ると」 渡部の目から涙がこぼれた

「それでは 奥様の代わりに私でしょうか?」真由美が聞き返して来た

「いや時間が無いから今夜一晩一緒に居てくれれば良い 傍にいてくれたら 
 私の我儘がかなう」
真由美は 渡部を真っ直ぐ見据えて はいと答え立ち上がり ガウンを脱ぎ捨てると 
裸の体をベッドに横たえ目を閉じた


代車の最初へ 代車 25 代車 27 代車の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前