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Sorcery doll (ソーサリー・ドール)
【ファンタジー 官能小説】

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ザイフェルトの修行と厄祓い(中編)-11

テスティーノ伯爵が身体ごと沈めてきたような感覚と天を向いて開いた膣口に逸物が打ち込まれていくのを見ている恥ずかしさもあった。アルテリスは目を見開いたまま艶のある嬌声を響かせた。

「ひっ、くっ、これだめ、はうぅぅん」

仰向けのアルテリスを上からテスティーノ伯爵は見下ろしたまま、身体を上下に揺すり始めた。

「ザイフェルトは見すぎだが、アルテリスは見ないで感覚に頼りすぎだ。よく見てごらん」

ペタッペタッと股間同士がぶつかる卑猥な音と逸物が杭打ちを繰り返す中で、テスティーノ伯爵がアルテリスに言葉をかける。
打ち込まれるたびにアルテリスに、ぞくぞくと快感が丸めた身体に走りぬける。足首をつかんでいるテスティーノ伯爵の快感が流れ込んできている。
この体勢は胸が圧迫され息がしずらく、それも快感に思えて、アルテリスは唇をぱっくりと開いて息を吸っている。白い歯の間から鮮やかな舌を覗かせ、いつもは強気さを感じさせる大きな瞳も焦点が定まっていない。

「ふふふ、アルテリス、絡みついてきているよ」
「ああっ、あぅっ、ふ、深い、んぁっ」

テスティーノ伯爵の逸物は荒々しくアルテリスの媚肉を犯している。
丸めた身体の上の美しい豊乳を波打たせながら、しっぽも快感に揺れている。
テスティーノ伯爵の額には汗が浮かんでいるが、それでも逸物を打ち込むのを止めない。アルテリスの瞳をテスティーノ伯爵が見つめている。さらに、足首をつかんでいるアルテリスのしなやかな両脚を揺さぶり始めた。
重力のかかったズンズンと強い衝撃が子宮まで揺らしてくる感じがして、息をするのを忘れそうになるぐらい全身を快感が痺れさせる。
交尾、今ただの一匹の牝にされているとアルテリスは悦楽に逆らえないのを感じている。
テスティーノ伯爵が牡の力強さを見せつけながら、それでもアルテリスを見つめる瞳には慈しむ愛情を感じる。
テスティーノ伯爵はアルテリスの膣のうねりがせがむようにきゅっと締めつけてくるのを感じる、

「ああっ、わかった、このままアルテリスの奥に出すぞっ!」
「んあぁっ、思いっきりきてっ、あたいも、イクッ、イクッ、あううぅん!」

あらためてアルテリスの両脚を大きく割り開いたテスティーノ伯爵は豪快に逸物を上下に振り立てた。
いつもならテスティーノ伯爵は射精寸前になると目を閉じるのに目を閉じない。逸物を呑み込む自分の媚肉をアルテリスは見つめ、絶頂に身を任せた。

「んうぅぅっ、イクぅぅっ!!」

アルテリスの両脚がさらに真っ直ぐに伸ばされ、持ちあげられたなめらかな美尻を波打たせて、アルテリスはテスティーノ伯爵の射精する逸物を媚肉が淫らに締めつけ搾りあげているのが、自分でも感じ取れた。
それは淫らな牝そのものになったアルテリスの求めに応じるかのように、逸物を強く奥へ押し込み射精しているテスティーノ伯爵の感覚なのか、自分の感覚なのか、もうわからなくなりかけている瞬間に、ドロリとした熱い精液が満たしていくのを感じた。
丸めた身体をビクンビクンビクッビクビクッと絶頂に痙攣させながら、膣奥だけてなく胸の中まで満たされた蕩けるような悦びを受け入れていた。
テスティーノ伯爵がアルテリスに搾り取られた逸物を抜き、しなやかな美脚をゆっくりと下ろすと上からかぶさるように肌を重ね、アルテリスのとろんとした目や絶頂の余韻に緩んでいるが微笑を浮かべている唇をうっとりと見つめ、そっと唇を重ねた。
アルテリスはゆっくりと目を閉じ、テスティーノ伯爵の口の中へ舌を入れ絡ませた。激しく交わり汗ばんたテスティーノ伯爵の逞しい背中に手をまわし、抱きつきながらふたりで同じことを思っていたのだと実感した。
テスティーノ伯爵が射精寸前の瞬間、アルテリスはキスして抱きしめたかった。テスティーノ伯爵もそう思っていた。だから射精したあと、こうして甘えるように抱きつきキスをしている。
テスティーノ伯爵の唇がゆっくりと離れると、アルテリスはテスティーノ伯爵の頬を撫で、耳元で囁いた。

「伯爵様、一緒にイクときは、キスできるようにしようよ」

テスティーノ伯爵はアルテリスの手を握り、唇をそっと重ねるとアルテリスの口の中に舌を入れて、ねっとりと絡ませてきた。
テスティーノ伯爵の手とキスから伝わってくる愛情に、手を握り返し、舌を絡ませて、心から大好きと目を閉じて伝われと思った。

「アルテリスの気持ち、伝わってきた。私も、アルテリスが大好きだよ」

キスのあと照れくさそうにテスティーノ伯爵が言うので、アルテリスはテスティーノ伯爵の頭を抱きしめて胸にぎゅっと押しつけてやった。

(伯爵様、たまにすごく可愛い照れ笑いするんだよな、もう、どきどきしちまうじゃないか!)

アルテリスは強い感応力だけでなく、思念を手から伝える技がまた上達した。

同じ頃、フリーデはザイフェルトに帯紐で目隠しをしてもらい、ふたりで横向きで抱き合っていた。フリーデは感応力が少しずつ上がってきていて、ザイフェルトが抱き合っているうちに興奮してきたのがわかった。

「ザイフェルト、興奮してきましたね。キスして下さい」

ザイフェルトが目隠しをしたフリーデの唇を奪うようにキスをすると、フリーデはザイフェルトの逸物を優しく撫でた。ザイフェルトと舌を絡ませあっているうちに、撫でている逸物が屹立してきた。フリーデはやんわりと握ると、上下に扱いた。

「ん、むぐっ……ぷはっ、フリーデ、そんなにしたら、俺、フリーデの手の中で、んっ、ああっ!」
「いいですよ、このまましましょうか……ふふっ、50、49、48……ぺろっ」

フリーデが逸物を扱きながら、ザイフェルトに囁く。数字を数えながら耳を舐めて、軽く甘噛みした。

「耳が敏感です。あとここも。27、26……」

扱いていない左手で、ザイフェルトの胸板をさわりながら、手探りで乳首を見つけて撫で上げた。


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