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Sorcery doll (ソーサリー・ドール)
【ファンタジー 官能小説】

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牡のリングと牝の指輪-7

参加者が木札に目立たない小さな傷をつけてみたり、木札についた手垢の汚れなどで癖がついて、数字が見分けがられないように、木札はしばらく使われたら交換されるはずだとニルスが言うと、エイミーがさみしそうに笑った。

「癖が見抜かれたら交換される。私も木札と変わらないですね」
「使われなくなった木札は、すり替えのイカサマに使われないように捨てられるかもしれない。でも、エイミーはちがうよ、俺のところに来たじゃないか」
「ニルス様……キスしていいですか?」

またニルスとエイミーが抱き合ってキスをした。密着するとニルスの逸物がエイミーの身体にふれた。キスのあと、ニルスの屹立したものを、そっとエイミーが撫でる。

「ニルス様を、私、気持ち良くしてあげたいです。男の人は射精しないと、ここが張りつめてつらいって聞きました。それに、射精すると男の人は気持ち良いんですよね」
「うん、射精するとすごく気持ち良い。でも、エイミーを俺も気持ち良くしてあげたいんだ。どうしたらいいかな?」

エイミーは少し考えて、ニルスから目をそらす。ニルスはエイミーが何を考えたのか気になった。

「エイミー、今、ちょっと考えたことを俺に教えてよ」
「えっ、でも……ダメです。言えません」
「なんで?」
「は、恥ずかしいです」
「言わないなら、こうだ!」
「えっ、わっ、ちょっと、くすぐったいですっ、きゃはははっ!」
「言えっ、言わないと、ずっとこちょこちょするぞっ!」
「はぁ、はぁ、あ〜、もぅ、わかりました。言いますから、こちょこちょしないで下さい」

しかたなく仰向けに寝てから上体を起こしたエイミーは、両膝を曲げてMのかたちに脚を開いた。

「ここに、小さい粒があります。そこを胸の先っぽみたいに優しく可愛がってもらえたら、き、気持ち良い……です」

ニルスは這いつくばって、エイミーの股間を顔を近づけてのぞき込んだ。

(あっ、すごく近くで私の恥ずかしいところをニルス様がじっと見てる。それに息があたって)

ニルスは淡い恥毛のかげりや小さなわれめを見つめていた。エイミーの言う小さな粒を探して、指先で軽く淡いかげりをかき分け、エイミーの股間の牝の花に、そっとふれる。

「んっ、あぁっ、ニルス様、もう少し上です」
「これかな?」

ニルスはエイミーの淫核の肉粒を見つけると、唇を近づけるとチロチロと舐め始めた。

「あぅっ、あっ、んはぁ、あんっ……ニルス様ぁ……いいっ、気持ちいいです」

エイミーが思わずニルスの頭を両手で撫で、内股の柔肌を震わせ、甘い声を洩らしていた。

「ふぅ……エイミーの中から、すごくなにか溢れてきてる。女の子はこれじゃなくて、下の奥から出てくるんだね……ということは……」

小粒の淫核だけでなく、われめを左右に開きニルスはわれめの奥も舐めた。

「あっ、んあぁっ、あんっ、溢れて止まらないっ、ニルス様ぁ、ニルス様ぁ、あひぃ、あんっ、ああぁん、んあっ!」

ニルスの名前を何度も呼びながら、エイミーは、自慰とは違う快感の昴りに開いた内股をビクビクビクッと激しく痙攣させて淫らな姿をさらしていた。
エイミーが頂点にのぼりつめた。

「……これが……イク……ってこと?」
「射精するときと同じで、女の子もビクッて体が震えるんだね。射精するのをイクっていうんだけど同じだね」

敏感な淫核と牝の花をニルスに愛撫されて、エイミーはくったりと汗ばんだ柔肌を撫でられながら身を横たえていた。

翌日、賭博場の特別客室にあるひとりの女性がニルスとエイミーに会いに来た。
ロンダール伯爵のメイドのアナベルであった。

「契約はお済みのようですね」

アナベルの左手の薬指に指輪がはめられているのに、エイミーはすぐに気づく。それが奴隷の指輪であることに。

「私の御主人様、先日、御遊戯したロンダール伯爵がおふたりとの面会を希望しています。私と一緒に来ていただけますか?」
「分け前はちゃんと渡したはずだ」

ニルスが警戒して、メイドのアナベルをじっと見つめながら答えた。

「分け前の件ではありません。ルーク男爵の御子息ニルス様」
「俺は妻妾の子で、御子息ってほど立派なもんじゃないよ。俺の父上のことを知っているってことか?」
「貴方の御父上ではなく、ニルス様にお話しておきたいことがあるようです」
「ロンダール伯爵が来ればいいじゃないか。俺だけでなく、エイミーまで呼びつける心当たりはこっちにはない」
「ここにいては、女伯爵シャンリーに気づかれてしまいます。エイミーを彼女に殺されたくなければ、ロンダール伯爵と会って手を打たなければ、手遅れになりますよ」
「な、なんだよ、殺されるって」
「詳しい話はロンダール伯爵からお聞き下さい。裏口に停めた馬車に乗ればロンダール伯爵の元へ行くことができます。私の用件は以上です。では、のちほど」

メイドのアナベルは用件を伝えて、すぐに立ち去った。

「ロンダール伯爵だったのか、あのデブのやつは。たしかにあのメイドもあの場にいたな」
「ロンダール伯爵……ニルス様、あの時の参加者にここの領主様がいたことに気づいてないのですか?」
「いたか?」
「美人の薔薇の香水の人ですよ」
「俺は香水たっぷりの女は嫌いでね。いたな、賞金から分け前を分配するってあの女、前金を全部ふんだくったんだぞ」
「ニルス様、急いでロンダール伯爵に会いに行きましょう」
「信用できるか。あのメイドもうさんくさい」
「ニルス様、あのメイドの人も奴隷の指輪をつけていました。ロンダール伯爵様が御主人様なのかもしれません。これは私の直感です。ここにいたら危険な気がします」
「わかった。ふたりで行ってみるか」

賭博場の裏口からエイミーに案内され抜け出すと馬車があり、馭者はロープをまといフードを目深に下ろしたアナベルだった。


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