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Sorcery doll (ソーサリー・ドール)
【ファンタジー 官能小説】

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牡のリングと牝の指輪-6

「ニルス様、男の人も乳首って敏感なんですね」
「うぅっ……あっ……んっ!」
「声を出さないように我慢してますね。でも、女の子みたいな声が出ちゃってます。我慢しないで、気持ち良かったら教えて下さい」

仰向けに寝そべったニルスの小さな乳豆を、上からかぶさるように乗っているエイミーが、チロチロと舐めていた。
エイミーはニルスの乳豆が硬くなっているのをチュッと吸ってみると、ニルスが身悶えて息が乱れているのを見つめた。エイミーの唇には微笑が浮かんでいる。

そのあと、今度はエイミーが仰向けになり、ニルスはエイミーの白い乳房を手のひらに包むように揉み、先端の淡い鮮やかな色の乳首をエイミーがしたように、舌先で弾くように舐め、チュッチュッとついばむように吸った。

「はぁん、あぁっ……んんっ!」
「エイミーだって恥ずかしがって、声が出そうになると、我慢してる」
「はぁ、はぁ、だって……んあっ!」
「気持ちいいって言ってみなよ」

ニルスはさらに激しく乳首を舐め転がして、少し強めに吸ってみた。

「ニルス様、あんっ、いいっ、気持ちいいっ!」
「うん、よくできました」

そう言って、ニルスは上気したエイミーの頬を撫でると、うっとりしたような、目を潤ませたエイミーと見つめ合い、唇を重ねた。

「お、男の人のって大きいですね」
「リングのせいかな。それとも、エイミーに俺が興奮してるからか。なんか、いつもより大きい気がする」

屹立した逸物に、パンツをずり下げて脱がしたエイミーが少し驚いている。ニルスも、自分の逸物の太さと長さが少し増していることに驚いた。

「本当に、このリングも合わせて大きくなった。どうなってるんだろう?」

ニルスがそう言って股間の呪物を見つめている。エイミーも、リングを指でつついてみたが指輪と同じ硬さがある。

「うぁっ!」

エイミーが握ってそのまま、ぎこちなく擦ってくるその刺激に、ニルスは思わず声が出てしまった。

「ひゃっ、今、びくって、これ。ニルス様、痛かったですか?」
「いや、痛くないけど、気持ち良くて」
「そうですか……よかった。じゃあ、このまま続けますよ」
「うん」

エイミーか伏せ目になり、ゆっくりと強く握りすぎないように気をつけながら、上下に扱いていた。

「ニルス様、なんか先っぽから、ぬめっとしたのが出てきました!」
「はぁ、はぁ、それは、気持ちいいと出てくるんだ……んあぁっ!」

エイミーが顔を近づけ、逸物の先端のぬめっとした先走りをペロッと舐めた。

「ちょっ、ああぁっ、ま、待って!」

短い舌を一生懸命に伸ばして、エイミーは敏感な先端をチロチロと舐め続けた。ニルスが思わず、エイミーに慌てなから声をかけた。
エイミーは、急に動きを止め顔を上げると、小首をかしげた。

「ん〜、すいません、ニルス様、このあとどうしたらいいか、わからなくって」

賭博場のチップをもらって、お客のものを手で扱いて先端をおまけで舐めて射精させている給士のお姉様たちから、エイミーは話を聞いた。

「いや、さっきの気持ち良くて、ちょっと危なかった」
「えっ、危ない?」
「射精しちゃいそうだったってこと。痛かったりしたわけじゃないよ」

ニルスが上体を起こして、エイミーの頭を撫でた。

「今度はエイミーが仰向けになって」

こくこくとうなずいたエイミーが、仰向けになる。恥ずかしさがあるのか、しなやかな両脚を閉じ合わせて、赤らめた顔で目を閉じている。
しかし、両腕は胸のふくらみは隠さずに下ろして、両手をぎゅっと握りしめている。ニルスはそれを見て、隣に寝そべりエイミーの左手の指輪の上を撫でた。

「……えっ?」
「そんなに握りしめてたら手のひらに爪が刺さりそうだ。ん〜、そうだ、手をつなごうよ」

ニルスが愛撫してくると思って、なんとなく身構えてしまっていた。緊張していた手が撫でられ、エイミーは微笑むと手を開いていく。
おたがい横向きになり、手の大きさや指の太さを手を開いて重ねてみて比べ合ったりしてから、しっかりと手をつなぎ、指と指を絡める。

「ニルス様の手は、しっかり男の人の手ですね」
「くらべてみるとよくわかるな。エイミーの指って、細くてきれいだな」
「はわわっ、指を誉められたことなんてないです」
「エイミーが木札をめくる時、ここぞって時は左手をかざしていたよな。右手じゃなくて、左手で木札を取る。手に何か仕掛けがあるのか、右手に予備の木札を持っていて、テーブルの上に木札を置く時は右手で置くのかもと思った。指輪に秘密があるとか想像もしなかった」
「指輪の温度がちょっと変わったり、うまく言えないんですけど、震える感じがするんです。あまり何回もゆっくり手をかざしていたら、怪しまれると思って、1回で当たりの木札を見つける練習をたくさんしたんですよ。指輪をつけていても、木札がわかる人とわからない人がいて、私はわかる人だったからディーラーに選ばれたんです」
「もう俺と契約したから、木札をさわらなくても死んじゃったりしないよな」
「はい。当たりの木札って引き当てた人が手に取って数字を見た時に、やったぞって思うじゃないですか。他の木札とちがって、その分だけ特別になってるんだと思ったら、見つけるのに失敗しなくなったんです」
「物に人の気持ちが宿る?」
「変かもしれないけれど、私はそう思いました」
「そういうこともあるかもな。気づいていないだけで。当たりの木札を見つけた時だけ、ちょっと薬指が動くんだよ。それで当たりの木札がわかった。けど、当たりの木札は数字の5まである。木札の数字までわかるの?」
「当たりってことしかわからなかったですね。もっと木札が使われて、私もおばあさんになるまでディーラーをしていたら数字もわかるようになったかも」
「たぶん木札は交換されるよ、きっと」


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