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プリンセスゲーム
【ファンタジー 官能小説】

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プリンセス・ゲーム-10

「今も惑わされていませんか」目を覗きます。
王女でなければ誓ってくださいと言いたい所です。この惑わしを緊急要件とすべきかは、なやましいところでした。
しばらくして、体を擦り付けてきます。「本当に心配性なんだから」キスをしてくれました。
それでやっと眠ることができました。
それから数日が経って、王室警護隊が城に捜索に来ました。
足を怪我したわたくしはサヤたちの勧めもあって、ウルシにサージを託して城に残りました。
警護隊に嘘をつかなくていいように、わたくしはその場所を知りませんでした。
一抹の不安はあったのですが、ウルシは紳士的に見えました。
それが間違いでした。サヤの親戚の魔女、マイと一緒に意識を飛ばしてサージの様子を確かめに行ったときです。
サージに向かってウルシが牙をむいていました。
「うそ、ウルシって明るい間はずごくいい人なのに」マイが言います。
「暗くなったら」
「すごく積極的、でもこんなことする人じゃないと思う。夜中以外は」
「夜中はどうなの」
「よくわかんないけど、ひょっとしたらあの人、寝てる人の裸を撮るのが趣味なのかもしれない」
「何よ、それ」思いもしませんでした。また失敗です。でも今は自己嫌悪に陥っている場合ではありませんでした。
そのウルシがカメラを手にサージに話をしています。
「さあボタンを一つ外してくれたら写真を一枚消すよ」
その写真は、この前サヤが惑わせに来た夜のものでした。
≪では、サヤに惑わされたということ自体嘘だったの? この男が惑わせ、写真を撮っていったの?≫
「お願いやめて」わたくしの声は向こうには聞こえません。意識を飛ばすというのは向こうの状況を見て聞くだけです。話はできませんでした。気が狂いそうです。
サージはボタンを外します。ウルシは消去ボタンを押します。
「お願いです王女様に触らないで」祈りは届きません。
上着を脱がされたところでウルシが襲いかかりました。
「やめて」サージがサヤの名を何度も呼びます。
「サヤには連絡した。もう向かっているよ」マイが言います。
何の力にもなりません。
「遅い」マイの手をにぎりました。サヤが悪いわけではないのに、腹を立ててしまいます。
プリンセスの居場所を言わないわたくしの足の骨を折った、警備隊長にも腹が立ちます。それをさせてしまったわたくし自身に一番腹が立ちました。≪プリンセスに言われたじゃないの。警備隊長を叩きのめしてでも、プリンセスの警護を優先させないでどうするの≫
プリンセスが悲鳴を上げ、ウルシのそそり立つものが無理やり足のあいだに突き入れられていきます。
「やめろ」わたくしが叫びます。
サージは抱き締められ、むりやり挿入されていきました。
小ぶりな乳房をつかまれて、サージが体を震わせました。
ウルシが腰を振り、深く入れられるごとにサージがうなります。
その声ごとに手はナイフを探ります。
≪ゆるされるなら、耳を突いて聞かずに済むのに、喉を切って死ねるのに≫
生きていたのは、まだプリンセスが生きていたからです。
サージの「私が生きている限り生きて助けなさい」という言葉でした。
そのままわたくしは叫び続けたのだと思います。
遅れてサヤがついたときも、よくわかりませんでした。
サヤが呪文を唱え、ウルシは逃げてしまいました。
その後、サージをつれてもどってくれました。
せめてもと事後用の避妊薬を飲ませようとします。
「無駄ですよ」サヤに冷たく言われました。


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