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プリンセスゲーム
【ファンタジー 官能小説】

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プリンセス・ゲーム-12

王の言うことをそのままに聞いていたら、国は衰退か滅びの方向へ向かったかもしれないのです。
感情はまさかと言います。感覚はあり得ると言います。
サヤを抱きしめるのか絞め殺すのか、悩ましい所です。恐ろしい野心家なのか、バカなのか分かりませんでした。
「あなたサージをどうする気です」サヤを問い詰めました。「それがサージの為ならば、わたくしは全てを隠すこともできます。すべてを明かすこともできます」
「私はただサージを愛してしまっただけ。その副作用がこの国を変えようと、変わりはありません」しらを切るつもりのようです。
「国は、あなたの愛を信じられるのでしょうか」
「私の素性を知っても魔術院長は納得してくれたよ。そして協力することを約束してくれた。だから結婚の司祭の役も引き受けてくれたんだよ。君が心配することはない」
「私の心配することはサージだけです。たとえこの国が滅びようと、サージは守ります。あなたが天使でも悪魔でも構いません、サージを幸せにして、守ってくれるのですか」
≪サヤを殺すか協力するか‥≫ サージはどう思い、感じているのでしょうか。
≪勝てるだろうか。抱いてくれるだろうか。そうすればわたくしの呪いで勝てるかもしれない≫ 言ってみました。「もういちど、きちんと抱いてください」
「もう抱いたじゃない。君はその体の呪いでいつでも私を殺せるんだよ」美しく笑います。
「いえ、あれはただの惑わしです」余裕の顔をしすぎています。
「そう思うの? では毎日でも呪をつければいいよ。 それを拒否したら殺せばいい」
「わかりました」これは警戒の仕事です。でも下腹がうずきました。≪仕事です。 せめて、解任される前に一度はしておいて、殺せるようにしておかないと‥≫
サージが立っていました。わたくしはそれに気が付かないほど気が動転していたようです。
「ヒトミ、おまえ、そんなにサヤとしたいの」
「いえ、誤解です」 ≪ではしたくないというの≫ 嫌な任務とは思っていませんでした。
「おまえにだ」サージが一枚の紙を渡しました。
開きました。「除隊受理書? プリンセスから渡されるとは思いませんでした」
「おまえは私を助けられなかった。すべてが明かされれば銃殺の可能性もある」
「はい」言葉が重くのしかかってきます。
「上を見なさい。 私じゃない。日付だよ」
「これって」何度も見直しました。2週間前の日付です。
「おまえはトラウマのせいで病気除隊を願い出て、その日のうちに除隊しているんだ。その書類が今日届いた」
「でも」
「この2週間、ただの娘が私に引っ張り回されても、何の罪にもならない」
「でも、日付が、それにわたくしはそんなもの出しておりません」
「私があずかって、代理で出した。警備隊長は不思議な力でそれを二種間前に受理した。大丈夫、それくらいの貸しはあいつにあるんだからね。後任の手配が遅れたことについては、司令官の責任が問われるだろう。前に言っただろ、おまえがサインさえしてくれれば、私の専属メイドだよ」
プリンセスは、メイドが主人に抱きつくのを許してくださいました。そうしながらサヤを振り返っています。
「サヤ、私からも言います。もしわたくしを裏切らない夫であり続けるというなら、私を幸せにすると誓うのなら、中途半端はやめて、最後までヒトミを抱いて、命を懸けた忠誠を私に誓ってください。できますか」
サヤはわたくしの服を脱がせました。
「中途半端?」サヤの顔を見ます。サヤはほほえみ、そして、自分も全てを脱ぎすてると、私の中に入ってきました。
≪これは≫ この感触は覚えていました。「惑わしじゃなかったの。してたんですか?」
プリンセスは全て分かっていて、ベストな答えを見つけたのかもしれません。
「これからも、いつでも誓うよ」サヤの言葉に笑ってしまいます。
「あなたはサージが、どれほど独占欲が強いか知らないのですね」わたくしはサージの服を脱がせます。
「彼女のための誓いでも?」サヤも手伝いました。サージもくすくす笑い、胸を押し付けてきます。
「では、毎日誓いあいましょう」 わたくしはサヤの女性のように柔らかい体を抱きしめました。
「私の夫だぞ」サージが怒ります。
「これは警護案件でございます」
「おまえはもう警備兵ではないんだよ」
「いいえ、そうはいきません」

明日、結婚を世界に発信します。


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