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インクブス・ゲーム 
【ファンタジー 官能小説】

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インクブス・ゲーム-4

しかしアミをあきらめきれない。初めての失敗を放ってはおけない。そう思うと、途中でやめてしまった。
「だめよ」すがりついてくる女を手下として使うことにした。
≪失敗した女のために他の女を使うだと? みっともないやつだ≫自分を笑った。
『あなたは蛾』頭の中のサヤも笑う。 ≪蛾なら構わないだろ≫
「愛してやりたいのにできないんだ。私を呪ったものを先に懲らしめなくては、君を抱きたくても、できない」
「それは誰」
「あの小娘だ。清純なふりをして人を呪う。それは君もわかっているだろう。協力できるか」
「はい」怒りの目をアミのいる方向へ向けた。
「説得して下ろしてこられるか」
「あなたへの愛にかけてやってみせます」女は上がっていった。
しばらくして、愚かな小娘がはずかしそうに下りてきた。
「逃げたのはプロとして恥ずかしいです。でもこれだけですよ」アミはパンツを脱ぎに行った。
「すべてきみのおかげだよ」メイク嬢にキスしてやる。
「あなたのためよ」腰に手を回してくる。続きを欲しがっているのだ。
「君は私の女神だ。もう少し手を貸してくれるね」股に指をはわせてやった
「そうね」今までうつむき加減だった顔を上げて「いいわ」いたずらっぽく笑った。
「今日はあの小娘を少しドキドキさせてやる」
「面白そう」
アミが見せパンというやつをメイク嬢に渡した。
メイク嬢はそんな係ではない。一瞬ムッとしながらも、俺の目を見ると、笑って受け取った。
俺も少しずつ大胆なポーズを要求していった。スカートの中がまる見えだと気が付いてはいるのだが、嫌そうな顔をなんとか隠そうとしている。
それでもひざが閉じようと小刻みに震えていた。
真っ白なレースの入ったハイレグのショーツを鑑賞してやる。
年齢にしてはセクシーな下着だ。もう何人か経験しているのか?
童顔とのちぐはぐさは、性に目覚めた少女の少し背伸びした気持ちを感じさせる。
アミは視線が気になって仕方ないようだ。時々メイク嬢の方に救いを求めるような顔をしている。
メイク嬢は口出ししない。
「恥ずかしいか。今、君は薄くて、透けそうな布きれに隠されてるだけなんだ」アミにささやきかける。
「やめて」顔をひずませた。
「そう、いいよ。その恥じらいが美しさを生むんだ。さあ、俺を恋人だと思ってごらん。その恥じらいを開いてみせてくれ」
撮影を続ける。調子が出てきた。
そして、画像を本人に見せた。
かすかに上気した顔は、生々しく美しく、ぎりぎり下着が見えない角度で伸びる、なめらかで張りのあるふとももから足の先までが、荒く冷たい石段との対比を見せている。
「きれい」喜んでいる。
≪当然だ、おれは何千枚も綺麗なものを撮ってきてるんだ≫
この子にも恥じらいはあるが、心の底では、自分が美しく見られることに喜びを感じている。
見られたいのだ。それがなければこんな仕事はしていない。
「どうだい、わかってくれたかな。この調子でいこう」
彼女も画像を見て納得していた。メイク嬢にまで見せてよろこんでいた。
ただ、ひとつ前の見せていない画像には、はつらつとして健康的な少女の体と、足の間にのぞくショーツがはっきり写っている。
それは股間のふくらみとへこみの陰を、かすかに透けさせている。裸よりも卑猥。  ショーツをはぎ取ってやりたくなるようなものだった。


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