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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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操り人形-2


『ククッ……敏腕記者の古芝風花ちゃんよお、犯罪者が犯行現場に戻ってくる可能性ってヤツを少しは考えなかったのか?クククッ!』


この犯罪集団のリーダーだと推測した男は、ストッキング越しにでも分かる程の余裕綽々な笑みを浮かべながら相対してきた。
頭一つ半は高いその顔を、風花は見上げる……その身長差は、やはり風花の低身長が理由である。



『昨日、偶然にも見かけたんだよお……俺らがメスを狩った場所に立ち寄ったら、風花ちゃんがロケしてるトコをよお。クククッ!女子高生みてえな可愛い風花ちゃんが、グレーのスーツなんか着て「明日香さんと涼花さんの情報提供をお願いします」なんてなあ?クククッ!』

「ッ………!!!」


あの時間、あの場所でロケをしようと提案したのは自分だった。
言ってみれば今の《最悪》を招いたのは自分自身の記者としての行動に有り、不運に不運が重なったが故の結果だったのだ。


『もう俺ら全員のチンポがギンギンになっちまってよお、『もう拉致って姦るしかねえ』ってなって風花ちゃんを尾行したんだあ。ククッ!?何だっけ?少し前に俺らが姦った池野夏美とかいうメスガキの捜索ビラ配りのロケだっけ?そこで井元彩花って美少女も追加≠ナ見つけられたし、もう『風花様、ありがとうございます!』ってなモンよお』

「そッッ…それはッッッ!!??」

「うッ…!!??」


鈴木は昨日、彩花から直接受け取ったビラを二人に見せた。
今の台詞は出任せではないと認めさせるには充分な《証拠品》に、風花の表情は震えながら歪み、彩花の険しかった表情は呆然となって哀しくも崩れた。


『まさか夏美のお友達から直接「探してください」ってお願いされるとはなあ?クククッ……なあ、嬉しいだろ?願いが叶って夏美の《情報》が手に入ったんだ。嬉しすぎて涙が出そうだろ?』

『もう一つ教えてあげようか?この人と俺と二人で夏美を拉致したんだ。コンビニの帰りにたまたま美味そうなJKを見つけたからさあ、ちょっと本気出して拉致ってやったぜぇ。へへへッ!どう?ビックリしたあ?』

「…………ッッッッ」


ヒクヒクと動く彩花の鼻は一気に真っ赤に染まり、そして度の過ぎる衝撃に耐えられなかった瞳からは激情≠ェ零れ落ちた。


(こ…この人達が…ッ……このオヤジ達≠ェ…ッッッ!)


若い女性が犯罪に巻き込まれた場合、その多くが〈性犯罪〉の被害者となっている結末を、彩花は嫌というほどニュースで聞いてきた。
夏美が失踪したと聞いた時、彩花はどうしても其れ≠考えてしまっていた。

「そんなはず無い…ッ」

数週間の間、彩花は夏美の無事を信じてきた。
それが切望や願望に過ぎないと思っていても、彩花はそれのみを信じてきた……直向きに信じてきた……それなのに……。


『さてさて彩花ちゃん、ここに連れ込まれた夏美ちゃんはどうなったでしょうか?イヒヒヒ……正解は……ジャジャーン!こうなりましたあ!』

「ッッッッッッ」


あの日、半強制的に夏美を凌辱した佐藤が、本当に楽しそうに《遺品》を二人に見せつけた。
市販されているDVDと同じプラスチックのパッケージには、恐怖に駆られて涙ぐむ夏美の表情が大きくプリントされ、その真下にはピンク色の文字で[フレッシュオマンコ・夏美]というタイトルが踊っていた。

願い続けた親友との再会は会話すら不能な無機質な物体の目視に終わり、しかも夏美の人権を手酷く踏み躙る下劣極まりないタイトルまで付けられての其れは、残酷という言葉を軽々と凌駕するものだ。



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