投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

re SEXLIFE
【ハーレム 官能小説】

re SEXLIFEの最初へ re SEXLIFE 106 re SEXLIFE 108 re SEXLIFEの最後へ

両想い?-7

修は完全に舞い上がった。変な汗が噴き出す。
(や、やばい、緊張する…)
顔を引き攣らせていた。
それは恭子も同じだった。
(どうしよう…、話しかけたのはいいけど何を話していいか分からない…)
そんな2人を見て弥生と茜は訳もなくニヤニヤして見ていた。
(な、何か話さなきゃ…)
会話を探す修に対して、恭子は修の財布の中に入っている自分の写真の事を考えていた。
(私の写真、お財布の中に入ってるんだよね…。何か恥ずかしいなぁ…)
弥生から修が財布の中に写真をしまっていると聞いていた。それを修が見ている事を思うと恥ずかしくなる。

その時、野球部の友人が現れた。
「おー、高梨!おはよー。」
神の救いだ!そう思った修はこの緊張から逃れるべく友人の方へ向かう。
「じ、しゃあまた後で…!今瀬、また…!」
「う、うん。またね」
小さく手を振る恭子。その姿を見て、また可愛いと思ってしまった。
修が去った後、弥生らは吹き出した。
「プププ、動揺しまくりじゃん!」
「あからさまー!分かり易っ!」
弥生と茜は笑った。一方恭子は不安そうだった。
「な、何か、避けられちゃったかなぁ…」
「そんな事ないよ。照れ臭くて仕方ないんだよ。」
「そーよ、だって財布の中に写真しまってる大好きな子が目の前にいるんだもん、そりゃあドキドキしちゃうよね!」
「そーそー。これで分かったでしょ?高梨くんが恭子ちゃんのことが好きだって!」
「う、うん…」
顔を真っ赤にする恭子が可愛らしく思えた。
(高梨くん、本当に私の事、好きでいてくれてるのかなぁ…)
密かに嬉しく思う。会話はぎこちないが、そう思えるには素敵なひとときであった。胸がワクワクしてきた。自分の好きな人が自分の事が好き…、何故か世界が変わったかのように胸が躍った。

「ねぇ、弥生…」
「ん?何ぁに?」
「…私も、高梨くんの写真が欲しい…かなって…」
弥生はニヤッと笑う。
「いーよー、撮ってあげるよ。楽しみにしててね!」
恭子の肩をポンと叩いた。

その日部活を終えた恭子は家に帰り、学校行事絡みのアルバムを見返してみた。修が写る写真が何枚かあった。一年の頃は同じクラスであったため、一緒に写る写真もあった。
「高梨くん…。」
ポッとしながら写真を見つめる恭子。秋の運動会の時の写真を見てつぶやいた。
「この頃から高梨くんの事、気になり始めたんだよね…」
恭子の胸がポカポカと温かくなった。


re SEXLIFEの最初へ re SEXLIFE 106 re SEXLIFE 108 re SEXLIFEの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前