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女子中学生 辱めの部室
【学園物 官能小説】

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あのショーは彼の人生をどう変えたのか 4-2

「あの、もしかして……田野先生ですか?」
 三十路を間近にした頃、茂正は仕事の関係で、かつての塾の教え子・麗紗と再会した。大学時代以来9年ぶりのことで、彼女は社会人になってまだ2年目だった。

 渡された名刺で「谷麗紗」と名字が変わっていたので、彼女の方からそう話しかけるまで気づかなかった。今時この歳でもう結婚しているのかと思ったが、そうではなかった。

 そのとき過去に急に退塾した事情も聞くことになる。猛反対していた母の再婚が現実のものとなり、その相手が彼女に虐待(明言はしなかったが、恐らく性的)を働きかねない男にして、母との関係も決定的に悪くなったので、遠方に住んでいた実父のもとに身を寄せたのが理由だというのだ。そのために田野先生とも離れなければならなかったのは残念だった、とのことだった。
 当時の「正木」とは母の名字で、両親の離婚後に名乗っていたものだった(さらに母の再婚相手の名字に変えるのだけは絶対に嫌だったという)。実父に親権者を変更してからもともとの谷姓に戻したというのが、名前が変わっていた背景だった。

 麗紗は茂正のことを、初恋の人としてよく覚えていた。思わぬ再会で、二度目の初恋とばかりに、あの時の思いを再燃させたようだった。14歳の中学生と20歳の大学生だったあの時とは違って、今は23歳と29歳の大人同士。世間的な意味での障害はほぼないし、このとき麗紗に恋人はいなかった。

 だが茂正は、大人になった彼女のことをまったく恋愛対象と感じることはなかった。完全に美少女から美女になっていたが、確かに麗紗は相変わらず綺麗だった。それは彼も認めていた。少女時代のピュアな雰囲気もなお残していた。「女」でなく「人間」としてなら、彼も好印象を抱いていた。 だが茂正が恋愛的に心動かされたのはかつての美少女中学生としての彼女でしかない。その頃を過ぎて久しい大人の麗紗には、そういう感情はまったく抱いていない自分に気づかざるを得なかった。

 私的に会食ぐらいは何度かし、昔語りを楽しむことはした。その気なら交際することも、今の彼女を抱くこともできただろう。しかしどんな相手であろうと、大人の女を抱くことは彼には苦痛にしかならない。23歳の麗紗を抱きつつ、想像の中では14歳の彼女を抱いた思いに耽る―そんなふうに想像力を働かせるぐらいなら、最初から抱かずとも想像の中で美少女への嗜好は充足できるのが茂正という男なのだ。
 結局は、それ以上の関係を深めることはなかった。

 このぐらいの歳になると、同年代の男性社員たちの間でも結婚どうこうの話が盛んになってくる。だが成人女性が全然恋愛対象にならない茂正にとって、結婚願望などあろうはずがなかった。
 世間体のために結婚するとか、家庭を築くといった発想も彼にはくだらないこととしか思えなかった。そういう意味合いで実家の両親からあれこれ言われたこともあるが、単純に一蹴した。もちろん真の理由は告げていない。

 結婚して娘をもうけて、その娘のことを……などと考えたことはない。女の子に恵まれるとは限らないし、娘が生まれても美少女に育つ保証もない。さすがに自分の娘をそういう関心で見るのは背徳的すぎるという倫理意識もそれなりにある。そもそも一生付き合うべき娘が「思春期の少女」でいるのはほんの数年間しかないことを思えば、「娘を通して満たされないものを満たす」道を、彼が検討すらしたこともないのは当然だった。

 自分にそういう人生は無いことは大学生の頃には分かっていたから、一人暮らしだったこともあり、一人で何も困らない程度の家事は完全に身につけていた。料理などはかなり上手な部類に入る。身の回りの世話を焼いてくれる女性など絶対に要らないし、それを売りにアピールしてくる女性など、学生時代からマイナスの魅力しか感じなかった。中学時代までの母親の過保護・過干渉の反動で、彼は「母性的で世話好きの女性」を、むしろ最悪に嫌うぐらいになっている。


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