投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

【学園物 恋愛小説】

想の最初へ 想 30 想 32 想の最後へ

想[12・会話]-2

「そうなるって分かってたのに…私、勝手過ぎたし、感情的だったな。暁寿の後のこと、もっと考えてれば良かった。暁寿が、幸せになれよって笑った時、どんな気持ちだったか…もっと」
「アタシ、その言葉は本心だったと思うよ。暁寿は主里のこと、本当に大好きだったもん。不幸になって欲しいなんて思わないよ」
「そうかな」
「うん!それに、終わったこと後悔してもどうしようもない。今を、幸せになんなよ。暁寿と約束したんでしょ?」
「うん、そうだね」
「そうそう!その写真どうすんの?アタシが持っていこうか」
「ううん、大丈夫。えっと、これに挟んどく」
「中学の時のアルバム…?」
「だって、大事な思い出だから。約束も忘れたくないし」
「ほほーう、いんじゃないの?で、主里さん、只今幸せですか?」
「うん!幸せだよ」


想の最初へ 想 30 想 32 想の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前