先輩との別離-4
「んっ、んん…ふ…。やだ…嫌…」
真由美の下半身から下着を剥ぎ取りながら、金治は自身のジョガーパンツと下着をずらす。
「だ、ダメっ…それは、いけないのっ…」
身体をよじり、秘部をさらすまいとするが、そんなのはいとも簡単に暴かれてしまう。
金治は自身のペニスを真由美のそれに宛がった。
「本当に?こんなになってるのに?」
そう言い終わると、金治はゆっくりと腰を進めた。
「ほら、簡単に入っちゃう」
「ーーあっ、あっあぁ…!!」
ゆっくりと、久しぶりの真由美の中を、形を楽しむように金治は腰を動かす。
久しぶりの刺激は真由美にとって快楽以外の何ものでもなかった。
そこが金治の肉棒にぴったりとくっつくようにして、自ら快感を求めているようでさえあった。
ーーでもやはり、気持ちが冷めてしまった以上、以前と同じように抱かれることはできなかった。
以前と異なるのは金治も同じだろう。嫉妬に狂い、独占欲がむき出しになってーー
「ぬ、抜いて…お願い……ダメなの…。もう、前と同じようにできないよ…」
真由美は首を左右に振って懇願する。
身体の中心はこんなにじくじくと爛れ、金治のそれを求めているのに。
真由美はぽろぽろと涙をこぼす。
そうした真由美の態度にかまわず、金治は急に腰を早く打ち付け出した。
「あっ、動かさないで……!!やっ、あっ…!!やめて…」
ぐちゅぐちゅと、真由美のそこから卑猥な音が響く。
「やだっ…嫌なのに…!キモチ…いい…!!んん、抜いて、おねが…い…!そこ、嫌っ。佐田くんので突かれたら、…あっ…あぁっ」
金治は真由美の体を抱き起こし、真由美の最奥までペニスが届くような体勢を取る。
「先輩…ここ…?」
「わかってて、やってるでしょ、騎乗位、やだ…、おかしくなるからぁ…!!」
「嫌がってるのにそんな、エロいこと言わないで下さいよ」
「やだっ、やだぁ…!!下から突かれたら、いっちゃうのっ、あっ、あぁあっ…!!」
真由美は自らの口を両手で抑える。だが、いやらしい声がどんどん漏れだしていく。
「も、ほんと、…声、大きくなっちゃ…うから、おねが…い。許して…ダメ、なの」
「田中さんにバレたっていいんですよ。俺が悪者になればいいんです」
「そんなのダメだよ…。佐田くんは、悪くないのに」
金治は再び真由美の体を押し倒し、腰を振った。
ーーしばらく金治が腰を振り続けたのち…
ーーどくん、どくん…
金治のそれが、真由美の中で脈打った。