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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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癒えぬ飢え-4


呑気なセールスレディーはスッと振り向いた。

これならば熱意を持って◎f致出来る。
くりっとした瞳に薄い唇は典型的なロリ顔の其れであり、小さいながらもプクンと膨らむ胸も悪くはなかった。


『お知り合いもなにも親戚だよ。あと少ししたら帰るから待っててくれって言伝されてんだ』


口から出まかせに喋る吉田に、そのセールスレディーは柔かに応えた。
そして無警戒のままに話しかけてきた。


「あの、宜しかったらアンケートに協力してくださいません?ちょっとしたプレゼントもございますし」


セールスレディーは自分の車に戻り、後部ドアを開けて中の鞄を漁りだした。
車内に上半身を突っ込んで下半身だけを車外に突き出すという無防備な姿を、男共が逃すはずはなかった。


『……ケツ押して中に押し込め。そのままスタンガンでトドメ刺せ』

『ッ!』


鈴木は佐藤にスタンガンを渡し、耳元で囁いた。

やはり一人前の強姦魔ならばメスの一匹くらい拉致出来なければ……。
あの無警戒な間抜けなら、拉致初心者の佐藤の相手として相応しいと思ったのだ。


「皆さん保険には入られているとは思いますが、見直しというのも大切な……キャアッ!」



佐藤はセールスレディーの突き出た尻を思いっきり両手で押し、一気に車内へと押し込んだ。
すかさず鈴木と伊藤が後部の両ドアを外から閉めて押さえつけ、コンパクトカーを防音室へと変えた。

車体はグラグラと激しく揺れ動き、微かな悲鳴が漏れてくる。
だが、どうも様子がおかしい。
佐藤に組み伏せられるはずのセールスレディーが何故か馬乗りになっており、しかもよく見ると佐藤の腕が捻り上げられているではないか。


『やッ…ヤベえッ』


あの狭い車内で、しかも不意打ちを喰らったはずなのに、形勢を逆転させるとは只者ではない。
焦る男共……そのセールスレディーは佐藤の腕を極めたままで助手席のバッグに手を伸ばし、スマホに手を掛けて何処かへ通報しようとまでしていた。


『な、舐めくさりやがって!』

『突っ込め!ヤベェぞ!』


110番に掛けられたが最後、そのスマホの発信位置は瞬時に警察に特定される。
例えこのまま拉致をしたとしても、《何かが起きた》という証拠を残すのは致命的である。

鈴木は助手席のドアを開けてバッグを奪い、投げ捨てながら車内に突入した。
伊藤も遅れずに突入を開始し、そして車外の者達はドアを閉めて密閉された監禁室に仕立てた。


『このクソメスがあ!舐めたマネしやがってえ!』

「何なのよ、貴方達ぃッ!?こッ…こんなの許され……ぎゃうぅうッッッ!!!」

『身体が麻痺するまで止めねえからなあ!痺れろ!もっと痺れろクソマンコぉッ!』


……車体の揺れは収まった。
いくら油断していたとは言えど、あの空手家のかずさよりコイツ≠フ方が危険だったのは間違いなかった。

それは生命保険のセールスレディーの姿を仮の姿とする正義のヒロインさながらであり、またも悪の集団は卑劣な手段で勝利を捥ぎ取ることに成功した。


『斉藤美桜……コイツ22才か』

『危なかったな。何者なんだよ……』


二人とも免許証を取られ、そして簀巻きの状態で並べられた。
箱バンと軽自動車、そして天ぷらを付けられた被害者女性の車二台が住宅地から静かに去っていく。

これから麻友と美桜の車は男共の運転によって解体屋に運ばれ、バラバラの部品にされて原形を失われるのだ。
全ての証拠を抹消する為に……。



『……すみません。この女、ボクに姦らせてくれませんか?』


監禁場所まで向かう車中、ずっと押し黙っていた佐藤が申し訳なさそうに呟いた。
スタンガンを手に奇襲を掛けながら、何がなんだか分からないうちに手首を捻られて組み伏せられた屈辱。
この自分の面子を潰した憎き女にオトシマエ≠つけさせなければ、ずっと仲間からバカにされ続けるに違いない……。


『なんだよ。もしかして責任ってヤツを感じてんのか?』

『…………』


押し黙る佐藤の肩に、鈴木はポンと手を当てた。


『いいか?俺達に《責任》なんて無えんだよ。黙ってヤラレねえ斉藤美桜ってヤツが悪いんだ。全部の責任はあのクソマンコにあるんだよ』

『!』


肩に当てられた掌の大きさと、その温かさに佐藤のざわついていた気分が穏やかになっていく。


『俺達は《仲間》だ。誰もオマエを責めたりしねえし、いつだって協力するぜ?なあ、自分を責めるなよ?俺達が責める相手は《女》だけだ……今のオマエの気分……あの女を責めて晴らせ……ククククッ!』

『好きにしちゃってイイぞ?どうせアイツは麻友のオマケだ。煮るなり焼くなり好きに姦っちまいな』


少しでも『抜けよう』と思った自分を佐藤は恥じた。
社会のゴミくずかもしれないが、仲間を思う心の強さを素直に《素晴らしい》と佐藤は思った。



『間違いなくかずさより強い女だぞ?どうやって打ち負かすか今から楽しみだなあ』

『や、やっぱり強いですよね?でもボクのテクニックには勝てないって解らせてやりますよぉ』

『ククク!麻友は俺達が楽しんでやるから、オマエも腹いっぱい楽しんでくれよなあ?』


交通ルールを厳守して走る彼らの車列は、すれ違うパトカーからの追走もなく根城にまで辿りついた。
元アイドルの田名部麻友と、セールスレディーの姿をした正義のヒロイン・斉藤美桜は、無事では戻れぬ地獄の門の中に運ばれていった……。



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