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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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たった一度の過ち-7

落ち込んでいる時に優しい言葉を口にして気を引かせようとしてる訳じゃないよ、などと言う言い訳がましい捕捉をつけない所が男らしく感じた。そんな事をしなくても女の気を惹きつける事はいくらでもできるんだと言う自信が溢れている。そんな広徳にマギーは少しずつ惹きつけられて行く。

「ねぇ、男の人ってどうして浮気するの?」
マギーは弱々しい声で聞いた。
「俺、思うんだ。浮気は悪い事じゃない。バレるようなヘマを踏むからいけないんだって。浮気を勘づかせないのが男のマナーだって。浮気はバレた瞬間、浮気になるって思う。」
「そんなの勝手だよ…」
「そうかな。他の女を知らずにお前が一番だよって言われるのと、他の女をたくさん知った中でお前が一番だよって言われるの、どっちがいい?」
「そ、それは…」
「後者の方が女として嬉しいだろ?散々女を見た後に、最後に一番だって言われるんだもん。マギーは今まで何人の男と付き合って来た?」
「わ、私は…、今の彼、1人…」
馬鹿にされるかと思ったが、決してそんな素振りは見せなかった。
「例えば俺と付き合ったとして、やっぱ今の彼が一番だって言い切れる?」
「…」
「まだマギーは俺の事を何も知らない。もしかしたら俺の方が好きになるかも知れない。その可能性を確かめずに今の彼が一番だって言い切れる?」
「…」
それでも杉山が一番だと言い切れる自信がなくなって来た。
「人間完璧じゃない。俺になくて今の彼氏にあるものだって絶対にある。要はマギーが男に求めるものがどれだけ持ってるか、持ってる方が一番だと思うはずだよ。俺は今の彼氏に100%勝てるとは思わない。負ける要素は必ずある。でもマギーは自分だけを愛してくれる今の彼氏が好きだったんだろ?でも状況は変わった。今の彼は違う女を抱いたし、俺は女遊びが激しい。マギーだけを愛してくれる男の土俵から降りた訳だ。て事は俺と今の彼氏は同じ土俵の上にいる事になる。その土俵の上でマギーがどちらかを選べばいい。恋愛観なんて状況によって変わるからね。浮気されても最後にマギーの元に帰ってくればマギーの勝ちだ。浮気は自分への本気度を調べるツール。だから俺は悪い事だとは思わない。」

堂々と自論を口にされると説得力がある。たくさんの女を知った上で一番だと言われた方が嬉しいような気がして来たと同時に、自分も色んな男を知るべきだと言う気持ちになって来た。そして自分の気持ちをそうさせる広徳に、ある意味尊敬の念を感じたのであった。


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