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痴漢の巣窟書店 −特急列車添乗員―
【痴漢/痴女 官能小説】

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第14話 OLに、恥辱の波状攻撃-2

  尻を触られた瞬間、嗣美はのけ反ってしまった。傍目《はため》にもはっきり感じていると分かるようなのけ反り方だった。嗣美は周囲を気にした。目だけを動かして電車内を見回した。誰にも気付かれた様子は無かった。
 まばらな乗客は、皆、熟睡中だ。そういう電車を、美沙が意図的に指定した為でもある。美沙は、涌井から渡されたメモを嗣美に渡しただけなのだが。
 2回、3回と、痴漢の手が尻を撫で上げる度に、嗣美は、ビクン、ビクン、とのけ反った。たまらなく気持ち良いと思った。彼氏とのファックで絶頂する瞬間より、痴漢に尻を撫でられて、ビクン、としている瞬間の方が、気持ち良いとすら思えた。
 嗣美が違和感に気付いたのは、痴漢の手が、円を描く動きで嗣美の尻を撫で回し始めた時だった。
 全身が痺れるような快感の中で、嗣美は悟った。その手が、男のものでは無い事を。そして、それが、特急列車の中で彼女を快感に陥れたのと同じ手である事を。
 陽子によるレズ痴漢だった。会議室で乱交を愉しんでいる涌井達を他所に、陽子は、レズ痴漢で嗣美を仕留めに来たのだ。
 嗣美は、全く抵抗もなく陽子に尻を触らせ続けた。抵抗しないどころか、自分から尻を突き出して押し付け、更に腰を縦横に不規則にスィングさせ、快感を露わにしている。もう、どうにでもしてくれという意思表示だったし、嗣美が痴漢待ちをしていた事も、陽子は看破している。
 しかし嗣美は、未だ性奴隷といえる状態にはなっていない。今、陽子が、ここで全裸になれとか、見ず知らずの男に痴女行為を敢行するように命じても、嗣美は拒絶の反応を見せるだろう。それでは、性奴隷とは呼べない。
 摩耶や明美や孝子や美緒に、もしこの状況で同様の事を命じたら、喜んで言う通りにするはずだ。従わないという発想を頭に浮かべる事すら出来ないだろう。列車の中で、媚薬の影響下で絶頂させられまくり、失禁までさせられ、その様を間近から見られたことで、それほどまでの精神崩壊に至ったのだ。
 陽子は、尻を存分に触らせて快感に陥っている嗣美を、摩耶達と同じ状態に陥れて涌井達に献上する為に、今ここにいるのだ。彼女も涌井達の、性奴隷だから。
 尻をしばらく撫で回した陽子の手は、嗣美の股間への侵略を開始した。特急列車の中で絶頂させた時と同じ動きだった。タイトスカートを尻にベッタリと張り付かせたままで、布地の伸縮性を利用して股間に指を届かせた。
 特急列車の中と同じく、嗣美はあっさり絶頂に至らしめられた。凌辱されたい願望を白状するのも、特急と同じだった。いや、特急よりもあっさりと、嗣美はそれを認めた。媚薬の影響のない状況で、より素直に凌辱されたい願望を認める事も、嗣美の崩壊を物語っている。
「また、痴漢に犯されたくなったのですね、お客様。」
 もう客ではなくなっている嗣美に、陽子はそう呼びかけた。嗣美は、返事の声を漏らす事も出来ず、ただ、潤んだ瞳で頷いた。
「今度は、もっと大勢の痴漢に、もっと盛大に廻されて、何度も何度もイカされましょうね。」
 子供をあやすような優しく温かい笑顔で、強烈に卑猥な事を言った陽子だった。
 次に停車した駅で、嗣美は陽子に導かれて電車を降りた。駅構内の人目に付かない場所で、嗣美はヴァギアにピンクローターを仕込まれた。タイトスカートの中に手を突っ込み、パンティーを掻き分けてローターをねじ込む陽子の手捌きも、実に素早くて鮮やかだった。2秒くらいで、ヴァギナの中の絶好の位置に、Gスポットを見事に捕えたポジションに、ローターはセットされた。
 リモコン式のピンクローターだった。コントローラーも、陽子から嗣美に手渡された。
「今から、廻してもらえる場所に移動しますけど、もし、お股がムズムズするようでしたら、是非こちらをご利用くださいませ、お客様。」
 至れり尽くせりのサービスというところだろうか。嗣美は陽子に肩を抱かれるようにして、駅舎を出てタクシーに乗せられた。
 タクシーに揺られながら、しばらく誘惑と戦った嗣美。ローターのスイッチを入れて快感を味わいたい願望が胸に突き上げて来るが、タクシーの中でオナニーなんて、という気持ちもある。運転手に気付かれはしないのか。陽子の眼前でのオナニーも、まだ少し抵抗がある。
 が、嗣美の逡巡は、長続きはしなかった。快感への願望は、迷いや恥じらいを圧倒した。タクシーが発車してから、リモコンでローターのスイッチをONにするまで、せいぜい15秒程度だった。振動を始めたローターの刺激で、嗣美はのけ反り、呼吸を荒げ、首の脱力によって天井に顔を向けた。
 運転手にも十分に異変を気付かれるくらいの、激しい嗣美の仕草だった。だが、運転手は組織の男だった。なので、何の問題も無かった。彼も、この後、嗣美を賞味する気が満々なのだ。ルームミラー越しに嗣美を品定めし、舌なめずりしている。
 移動の間中、何度もピンクローターを操作して自身を絶頂に至らしめた嗣美は、移動経路や目的地など、全く意識する余裕は無かった。どこかの建物の前でタクシーは停まり、また少し歩いた。陽子に肩を抱かれながら。
 建物の中の、照明の消された薄暗い廊下を歩き、ある部屋の前に至った時に、嗣美は陽子に目隠しをされた。
「え?」
と、戸惑いの声を上げた嗣美だったが、
「見えない状態で廻された方が、興奮できますでしょ?お客様。」
と陽子に言われ、奇妙な程に納得してしまった。
 ドアノブが廻される音、ドアが引き開けられる音に続き、陽子に背中を押された嗣美は、前へと歩を進めた。見えないので分からないが、部屋の中に入ったのだろう。背後でドアの閉まる音がした。
「おおお・・」
 男達のどよめく声が聞こえた。あらゆる方向から、声と息遣いが聞こえる。興奮も露わな、荒い鼻息も混じっている。欲情を最高潮に高めた、数え切れないほどの男達に囲まれているのが分かる。


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